【推奨システム】ネクロニカ
【タイトル】
正義の御標は堕落せし
Right of Arms Laspe
【トレーラー】
始まりは正義感からだった
朗らかな笑顔で笑う人々を失いたくなかったから
皆と過ごしたこの場所を失いたくなかったから
だから僕はそれに志願した
人としての在り方を失ってでも守りたかったから
次は生きたいからだった
もう人ではないとわかっていても
どんなに傷つこうと帰ってこれるとわかっていても
容易に命を奪い取るそれは恐怖だった
最後は悲しかったからだった
守りたかったものが全部壊れていたから
守りたかったものに拒絶されたから
何一つ守れなかったから
だから彼はひっくり返った
人としての在り方をやめたから
化け物としての在り方を受け入れてしまったから
穢れ切った正義の御標は
嘆きに震え破壊に歓喜する
今宵の人形劇は
哀れなる正義のなれの果てと少女たちの物語
~正義の御標は堕落せし~
君たちの魂の輝きを見せておくれよ
【概要】
荒廃した世界で生き続けるドールたちはあるとき荒廃した小さな村にたどり着く
小さな村の中で展開される正義のなれの果てとの邂逅の物語
――以下ネタバレを多少含む――
【登場人物】
御標さん 男
小さな村に生まれた青年
心優しい性格で、動物を愛していた
あるとき始まった最終戦争に村を守るために参加
正義の御標として戦い続けた
そして戦争が世界の滅亡で終わり、彼はおぼろげに記憶に残った場所を目指した
そんな彼を待っていたのは朽ちきった村
守れなかった、無力感と絶望に包まれ最後の未練を手放した彼は怪物となる
正義の御標と呼ばれた彼はもうどこにもいない
少女
君たちドールだ
記憶に細工をして彼の住む村を訪れるようにした
正義を信じた彼は絶望し怪物となった
だけども私は人の可能性を信じているんだ
さあ、君たちの魂の輝きを見せておくれよ
私の想像を超えて羽ばたいておくれ
それが私の望みなのだから
最終更新:2014年11月23日 22:42