徳川家康

「絆を信じる全ての者よ、この拳に集え!」

徳川軍、及び東軍総大将。
かつて豊臣に敗北しその傘下で耐え忍ぶが、力で天下を統べようとする秀吉に反発し、打ち倒す。
絆の力で天下を統べる事を掲げているが、戦無き世の為には戦わざるを得ない事も自覚しており、自らも傷付き痛みを知る為に武器を捨てた。
多くを語らず、どんな困難もあえて受け入れる器の大きさが、時に遺恨をうむ事もある。

◆台詞集

+  戦国BASARA
 戦国BASARA
「屈服はせん!ワシが時代を作る!」
「忠勝!?ただかつーーー!」

+  戦国BASARA2、外伝
 戦国BASARA2、外伝
「三河武士の結束力!これ天下一ッ!」
「象より蟻の大群の方が強い!数は力よッ!」
「戦で苦しむ民なんて少ねえ方がいい。ワシが天下人となって、世を変えてやる!」
「元親…ワシは嬉しく思うぞ。よくぞ、越えるべき壁でいてくれた!」
「ワシが全てを終わらせる…笑いたければ笑え」

+  戦国BASARA BH
 戦国BASARA BH
「忠勝よ、ワシを信じてくれ。おめぇの主は決して腑抜けじゃねえ。おめぇを信じるように、ワシは、自分の事も信じたいのだ」
「平和を招く為なら、ワシは何でもするぞ」

+  戦国BASARA3、宴
 戦国BASARA3、宴
「それでは駄目なんだ、三成!憎しみでは駄目なんだ!」
「憎しみも憤りも、たった一つの絆が癒す!その力が、天下をまとめるんだ!」
「ワシは陽となろう…夜をも癒せる陽となろう!」
「久しぶりにやってみるか…忠勝、突撃せよ!」
「穏やかな陽もいい…。しかし朧げな明の月も、ワシは好きだ」


◆原作ルート(JEの内容に掠っているルートのあらすじ)
人と人との絆によって天下を治める夢を持つ徳川家康は、かつて豊臣軍との戦に破れ、その傘下に下ることを余儀なくされ
ていた。
やがて豊臣秀吉が天下を掌握した後、世界へ進出しようとしていることを知った家康は、民の暮らしを顧みず戦火を広げよう
とする秀吉に反対し対立する。そして、自分の手で天下を治めることを決意し、秀吉を倒した。
その後天下統一をはじめた家康だったが、秀吉を神のように崇め、家康に対して復讐の鬼と化している石田三成にその道を
阻まれる。
東の家康と西の三成の、天下を二分する戦いが始まった。

+  はじまり:オープニング(第一話)
 はじまり:オープニング(第一話)
今にも雨が降り出しそうな曇天の下、豊臣軍と徳川軍の戦が繰り広げられていた。
切り立った崖の上で対峙した秀吉と家康は、互いの意思と信条をかけて激突した。
そして戦いに勝った家康は、秀吉の異変を察して現れた三成には何も言わず、飛来した本多忠勝に乗って去って行った。

家康「絆・・・それが最も強い力だと、ワシは信じている」
  「豊臣秀吉・・・武力で国を治めるというのなら・・・」
  「お前を倒し、絆の力で国を治める!」

+  徳川侵攻:オープニング(第一話)
 徳川侵攻:オープニング(第一話)
家康は、高い所から自軍と武田軍との戦を見守っていた。
師と仰ぐ信玄に多くを学んだ、今こそそれを見せる時だと言い、戦況を見つめ続けた。

+  雑賀孫市戦(第三話)
 雑賀孫市戦(第三話)
家康は、彼らを手に入れた者が戦に勝つと言われ、能力の低い者とは決して契約しないと言われる、傭兵集団の雑賀衆に契約
を求めた。頭領の雑賀孫市は、我らを動かすのは才能と評価のみと言い、家康の実力を試す。そして家康の力量を認め、徳川
との契約を承認した。
その直後、突然三成が家康に襲い掛かってきた。三成も雑賀衆と契約するためここに来たのだが、家康の姿を見て逆上したのだ。
とっさに攻撃を受け止める家康と、なおも迫る三成。彼らを引き離したのは孫市の銃弾だった。
三成の家康殺害を止めた孫市は、三成に我らの地で勝手な真似は許さないと言い、家康に行けと言った。
家康は辛い思いを抱えたが、孫市の言葉に従い雑賀の里を後にした。

+  真田幸村戦(第三話)
 真田幸村戦(第三話)
孫市と合流した家康は、武田軍との戦に向かった。
武田の衰退は目に見えているが、真田幸村はここで終わる男ではない、そう考える家康は幸村との対話を試みた。
しかし、頑なな幸村を説得することは出来なかった。

家康「真田・・・信玄公の具合はどうだ?」
幸村「貴殿が案ずる筋はなし!立ち去られよ!」
  「貴殿の力によって衰えた武田・・・さぞや哀れんでいるのであろう!」
家康「真田、なぜそんな事を言うのだ!」
  「ワシは信玄公の魂を継いだお前に力を貸してほしく・・・」
幸村「それ以上は申されるな、徳川殿!」
  「情けない・・・徳川殿の力を認める事もできぬとは・・・ッ!」

+  北条氏政戦(第三話)
 北条氏政戦(第三話)
北条氏政は家康の来訪を喜んだ。
そして徳川殿を丁重にもてなすのぢゃという氏政の号令のもと、北条軍は力の限りの武力行使なおもてなしを開始した。
なるほどこれが北条流のもてなしかと感心する家康だったが、氏政は、誤解ぢゃ徳川殿、わしは同盟を結びたいだけなんぢゃと
言った。

家康「ワシと同盟を結びたい、と?」
氏政「そうなんぢゃ!だから拳を収めてくれい!」
家康「ワシと組めば三成の怒りは免れない。それを分かっているのか?」
氏政「そんなのどうでもいいんぢゃ!やっつければそれで終わりぢゃ!」
家康「相手は三成だ、そう簡単にはいかないさ」
氏政「いーや、東軍にはたくさんの味方がおるぞい!」

+  上杉謙信戦(第三話)
 上杉謙信戦(第三話)
北条と同盟した家康は、越後へ向かい上杉謙信と対面した。
謙信は家康の目に生涯の好敵手・武田信玄の面影を見て驚いた。そして動揺を抑えて、おまえの目はよく知っている、同じ
目をもった男が病に倒れ自分の心は氷に閉ざされた、その目をなぜおまえが?と家康に問いかけた。
家康は、信玄との戦から多くを学んだことを伝え、もし自分の目が虎に似ているのならきっとそのためだろうと答えた。
謙信は虎の魂が今ここにあることを喜び、決してその光を消さぬようにと家康に言った。

謙信「ふ、ふふふ・・・あなたさまは病に倒れようとも、その魂は、今、この戦場にあり」
  「見せなさい!虎の魂をわたくしの前に!」

家康「喜んでいる・・・そんなあなたは初めて見た!」
謙信「そう、私(原文ママ)は求めていました・・・熱き戦場と虎の魂を・・・!」
家康「全力でお相手しよう!あなたの本望には及ばぬとしても!」
謙信「感謝しましょう、三河の虎よ!」

謙信「おまえとはいずれ戦う日が来ましょう。なぜならお前は虎の魂を受け継ぐ者。
   それまで、その光を消さぬようになさい。決して、消さぬよう・・・」

+  伊達政宗戦(第五話、第六話)
 伊達政宗戦(第五話、第六話
伊達と同盟を結ぶため、家康は奥州へと向かった。
家康を迎えた伊達政宗は、同盟には条件があると言い、アンタとオレは対等だという条件だと言った。
同盟成立のために対等を証明しようとする政宗に、家康は、なぜワシと手を組むのか?と聞いた。
政宗は、石田を倒すためだと答え、誰のためでもない自分自身のために石田を下すと言った。

家康「・・・独眼竜」
政宗「アン?」
家康「お前は、三成を許す気はないのか?」
政宗「許す、だと?」
家康「ああ・・・今のお前なら、それができる気がする」
政宗「フゥン・・・どうだろうな。許すとか許さねえとか、生き残った後に考えさせてもらうぜ」
家康「そう・・・どちらかが負け、そして死ぬ。ワシは絶対に負けられない・・・絶対に・・・!」

+  石田三成戦:関ヶ原最終ステージ(第八話)
 石田三成戦:関ヶ原最終ステージ(八話)
家康は決戦を前に部下達を集めて話をした。
離反したい者はしてもよいと言う家康に、部下達はこぞって異を唱え、家康に付き従うことを誓った。
家康は感謝し、三成と決着をつけるため関が原に進軍した。

味方武将「いよいよ、この時がやってまいりましたな・・・我ら一同、力を尽くす所存にございます!」
味方兵士「家康様、俺達もがんばります!」
家康「みんな・・・その前に聞いてくれるか?」
味方武将「はっ、なんなりと」
家康「もし、ワシのやり方に不満を持つ者が居たら・・・西軍に行きたいという者が居たら・・・遠慮なくそうしてくれ」
味方武将「い、家康様!なにを・・・!」
家康「そしてどうか・・・三成の力になって欲しい。これはワシからの頼みだ」
味方武将「お待ちくだされ、家康様!そのような事を言う者は、ただの一人もおりませぬ!」
味方兵士「家康様は、俺達一人一人との絆を大切にしてくださいました!俺達、覚悟はできてます!」
家康「そうか・・・ワシは日の本一の果報者だな。・・・みんな、ありがとう!」
味方武将「はっ!」

+  真田幸村戦:大阪夏の陣・最終ステージ(第十話)
 真田幸村戦:大阪夏の陣・最終ステージ(十話)
三成との決戦を先延ばしにすれば天下は乱れたままとなる、そう考えた家康は、民のため、天下のために三成との決着を
最優先にして三成を倒した。そして決意も新たに天下統一に向けて進軍した。
最後の対戦相手となった幸村は、家康と決着をつけるため水底からの脱出を試み、悩み苦しみながらも進むことを選択
したと言い、天下を治める者があるとすればそれはきっと貴殿だろうと家康を認めたが、戦わずして諦める心は信玄より
受け継いだ魂にあらずと言って、正々堂々の勝負を家康に挑んできた。
家康は、挫折を経て大きく成長した幸村に恐れを感じながらも、その勝負を受けて立った。
二人は、互いに宿る虎の魂をぶつけ合い闘った。そして、同じ教えに導かれ同じ志を持っていると理解し合い、またそれ
ぞれの道を進むことを決意して、別れた。

家康「いかな現実にも打ち勝ってきた、お前と・・・」
幸村「徳川殿の魂、今ここに響き合わん!」
家康「絆の拡がるは、薫風のように・・・」
幸村「穏やかに見守ること、森林の如く・・・!」
家康「人に活力を齎すは、猛火のように・・・!」
幸村「人に安寧を与えること、それは泰山の如く!」
家康「もう怖くはない!今ここに、甲斐の虎が二頭いる・・・!」

家康「幸か不幸か、敵と味方に分かれてはいるが・・・」
幸村「我らを結ぶものは、お館様の教えと、その魂」
家康「また会おう、真田!信玄公の病が癒えた、その時に!」

+  石田三成戦:関が原・最終ステージ(第十二話)
 石田三成戦:関が原・最終ステージ(第十二話)
ついに家康は三成と最終決戦の時を迎えた。
この世のすべてを許しはしない!と叫ぶ三成に、家康は、それでは駄目だ、憎しみでは駄目なんだと言った。
憎しみも憤りもたった一つの絆が癒す。それが天下をまとめるのだ、と。
家康は、自分もまた不幸を振り撒いている、被害者を作っていると十分に知りながらも、民のため、のちの平和な世のために、
天下は譲らないと固く決心していた。
刑部から辛辣に揶揄され、三成から激しく行動を非難され、その矛盾を糾弾されても、言い訳をせず己の信念を貫き通した。
そして三成を倒した家康は、以前の不器用で一途な三成の言動を思い出し、動かない三成の側で静かに泣いた。

三成「どんな強固な軍を築いても・・・どんな綺麗事を嘯いても・・・私はこの目で見ている」
  「家康・・・・・・・・・・・・貴様の罪を!」
家康「三成・・・・・・」
三成「さあ、秀吉様に頭を垂れろ。許しを望んで希え。そして、首を刎ねられろ」
家康「ワシに、そのつもりは無い」
三成「・・・貴様は昔からそういう奴だった!己の野望を「夢」という言葉で飾り立て、秀吉様の天下を汚したのだ!」
家康「それがワシの決意だ!三成!お前にも、秀吉にも、天下は譲らない!」
三成「貴様はそれで満足だろうな!だが、私は貴様に全ての絆を奪われた!どうやって生きたらいい!どうしたらよかったんだ!」
  「屈するものか・・・貴様にだけは、決して・・・。たった一人になろうとも、死にゆくその寸前まで・・・・・・」
  「貴様を許さないッ!!!」

三成「私の絆を奪い、一方では絆を説く!答えろ家康!この矛盾の行方を!」
  「宣言しろッ!掲げた絆は嘘八百と!そして秀吉様に詫びを入れろ!」
家康「それだけはならない!ワシは決して絆を捨てない!」
三成「情けのつもりか!哀惜のつもりか!ならば始めから秀吉様を奪うなぁあッ!」
  「消滅しろ家康・・・徳川家康ーーッ!」
家康「お別れだ三成・・・石田三成ーーッ!」



(以下キャラ理念や信念、キャラ乖離の詳しい記述等を記述)



最終更新:2014年10月05日 04:23