アルテミスステークス(G3)



主催者

日本中央競馬会

競馬場

東京競馬場

創設

2012年11月3日

距離

芝1600m

格付け

GIII

賞金

1着賞金2800万円、賞金総額5300万円

出走条件

サラブレッド系2歳牝馬(国際)(指定)

負担重量

馬齢(54kg)

アルテミスステークス(Artemis Stakes)とは、日本中央競馬会(JRA)が2012年から東京競馬場の芝1600メートルで施行されている競馬の重賞(GIII)競走である。競走名はギリシャ神話に登場する狩猟と純潔の女神を表す「Artemis」より。

概要

これまで2歳牝馬のGI競走・阪神ジュベナイルフィリーズ(以下阪神JF)の前哨戦としては、京都競馬場で行われているファンタジーステークス(芝・外1400m)があったものの、関東圏ではステップとなる重賞競走がなく、本番に駒を進めるには関西圏に遠征してファンタジーステークスを使うほかに、牡馬混合の重賞・オープン競走を使うか、500万円以下の条件競走を勝ち上がるか、抽選を突破することにかけるかのいずれかに限られていた。そこで、阪神JFの内容充実を図るため、2012年より新設されたのが当競走である。
本競走の前身に相当する競走として、2011年まで500万円以下の特別競走として、同じ東京競馬場の芝1600mで行われていた赤松賞(あかまつしょう)があり、1996年より牝馬限定戦となり、500万円以下条件の特別戦でありながらも、このレースをステップとして、阪神JF(阪神3歳牝馬ステークス)へ向かうローテーションも見られた。なお、赤松賞は2012年、2013年は施行されなかったが、2014年より再び500万円以下の特別競走として施行される。
中央競馬での重賞の新設は、オープン特別競走の重賞への格上げをのぞくと2009年に新設されたレパードステークス以来3年ぶり。なお、創設から2年間はグレード競走としての格付けを行わず、2012年は「新設重賞」、2013年は「重賞」と表記。2014年の格付は日本グレード格付け管理委員会にGIIIへの新規格付を申請し、2014年1月20日に追加承認され格付表記がGIIIに変更された。
出走資格は、サラブレッド系2歳牝馬でJRA所属の競走馬(外国産馬含む)、外国調教馬(9頭まで)および地方競馬所属馬(3頭まで)。なお、地方競馬所属馬に限り2着までに入ると阪神JFへの優先出走権が付与されるステップ競走に指定されている。
負担重量は馬齢重量で54kgである。

賞金

回(施行年) 総額賞金 1着 2着 3着 4着 5着
第1回(2012年) 5,300万円 2,800万円 1,100万円 700万円 420万円 280万円

歴史

2012年 - 2歳牝馬限定の「新設重賞」競走として創設され、東京競馬場・芝1600mで施行。
2013年 - 格付け表記を「重賞」に改める。
2014年 - GIIIに新規格付。

歴代優勝馬

回数 施行日 優勝馬 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 2012年11月3日 コレクターアイテム 1:33.8 浜中俊 須貝尚介 (株)G1レーシング
第2回 2013年11月2日 マーブルカテドラル 1:35.2 田辺裕信 上原博之 (有)社台レースホース
第3回 2014年11月1日 ココロノアイ 1:34.4 横山典弘 尾関知人 酒井牧場


最終更新:2015年02月09日 18:13