阪神カップ(G2)




主催者

日本中央競馬会

競馬場

阪神競馬場

創設

2006年12月17日

距離

芝1400m

格付け

GII

賞金

1着賞金6500万円

出走条件

サラ系3歳以上(国際)(特指)

負担重量

定量(3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)

阪神カップ(はんしんカップ)は、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GII)である。

概要

2006年に新設された重賞競走。従来の中央競馬は長距離を重視した競走体系となっていたが、個々の馬の適性を見出す観点から競走体系を見直し、段階的に短距離競走体系の整備が進められ、スプリンターとマイラーがともに出走可能な新たな魅力をもつ競走と位置づけ、芝1400mのGII競走として創設された。創設時から国際競走に指定され、外国馬も出走可能となっているほか、特別指定交流競走にも指定され、地方競馬所属馬も出走が可能。
格付表記は2007年に日本がパートI国へ昇格した際「JpnII」に変更、2009年から国際格付の「GII」に改められた。
2012年と2013年は有馬記念の翌日に行われ、中央競馬の1年を締めくくる重賞競走となった。

競走条件

出走資格はサラ系3歳以上のJRA所属の競走馬、JRAに認定された地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬(9頭まで)。フルゲートは18頭である。
負担重量は定量で3歳は56kg、4歳以上は57kgで、牝馬は2kg減。
中央競馬で施行する古馬混合のGII競走で負担重量が定量なのは、本競走と札幌記念のみ。

賞金

2014年の1着賞金は6500万円で、以下2着2600万円、3着1600万円、4着980万円、5着650万円。
GII競走の1着賞金としては、札幌記念・ホープフルステークスと並んで最高額となっている。

歴史

2006年 - 3歳以上の馬による重賞競走(GII)として新設、阪神競馬場の芝1400mで施行。
2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIに変更。
2009年 - 外国調教馬の出走枠が9頭に拡大。格付表記をGII(国際格付)に変更。
2012年 - JRA2連福対象競走に指定。「近代競馬150周年記念」の副称を付けて施行。

歴代優勝馬

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 2006年12月17日 阪神 1400m フサイチリシャール 牡3 1:20.6 福永祐一 松田国英 関口房朗
第2回 2007年12月16日 阪神 1400m スズカフェニックス 牡5 1:20.6 武豊 橋田満 永井啓弐
第3回 2008年12月21日 阪神 1400m マルカフェニックス 牡4 1:21.6 福永祐一 松永昌博 河長産業
第4回 2009年12月20日 阪神 1400m キンシャサノキセキ 牡6 1:20.4 M.デムーロ 堀宣行 吉田和美
第5回 2010年12月18日 阪神 1400m キンシャサノキセキ 牡7 1:20.3 C.スミヨン 堀宣行 吉田和美
第6回 2011年12月17日 阪神 1400m サンカルロ 牡5 1:20.5 吉田豊 大久保洋吉 (有)社台レースホース
第7回 2012年12月24日 阪神 1400m サンカルロ 牡6 1:21.0 吉田豊 大久保洋吉 (有)社台レースホース
第8回 2013年12月23日 阪神 1400m リアルインパクト 牡5 1:21.4 R.ムーア 堀宣行 (有)キャロットファーム
第9回 2014年12月27日 阪神 1400m リアルインパクト 牡6 1:20.7 W.ビュイック 堀宣行 (有)キャロットファーム


最終更新:2015年02月09日 18:20