東京新聞杯(G3)

東京新聞杯

主催者

日本中央競馬会

競馬場

日本の旗東京競馬場

創設

1951年4月22日

距離

芝1600m

格付け

GIII

賞金

1着賞金3800万円(2014年) 賞金総額7884万円(2014年)

出走条件

サラブレッド系4歳以上(国際)

負担重量

別定

東京新聞杯(とうきょうしんぶんはい)とは日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝1600メートルで施行する中央競馬の重賞(GIII)競走である。正賞は中日新聞社賞。競走名は東京新聞から冠名が取られている。

概要

1951年に5歳(現4歳)以上の別定重賞競走、東京盃として創設、第1回は東京競馬場の芝2400mで施行された。大井競馬場で開催されている東京盃とは全く別の競走である。
1966年には中日新聞東京本社から優勝杯を贈呈される事を機に東京新聞盃に改名、1968年には東京競馬場の改修工事により中山競馬場の芝2200m、1969年・1970年の2年間は積雪の影響で東京競馬場のダート2100mで施行され翌年からは芝2000mとなり、1984年から現在の芝1600mで施行されるようになり、2004年からは国際競走に指定された。
本競走は高松宮記念、ヴィクトリアマイル、安田記念へと続く古馬短距離路線の関東における開幕戦として位置付けられており過去の優勝馬にはギャロップダイナ、トロットサンダー、キングヘイロー、アドマイヤコジーン、ハットトリック、スズカフェニックス、ローレルゲレイロといった短距離・マイルGI競走優勝馬が名を連ねる。
また、現行の芝1600mになる以前の当競走優勝馬にはオートキツ、ハクチカラ、コマツヒカリ、タケシバオー、アカネテンリュウ、モンテプリンスといった旧八大競走優勝馬が名を連ねている。
出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬及び外国調教馬(8頭まで)である。
負担重量は4歳以上56kg、牝馬は2kg減を基本とし、
日本調教馬は収得賞金額が3,000万円を超過した馬は超過額が2,000万円毎に1kg増。
外国調教馬はGI優勝馬は5kg増、GII優勝馬は3kg増、GIII優勝馬は1kg増。ただし2歳時の成績を除く。
以上のように課せられる。

歴史

1951年 - 東京競馬場の芝2400mの5歳(現4歳)以上の別定重賞競走、東京盃として創設。
1959年
負担重量をハンデキャップに変更。
尾形藤吉が調教師として史上初の3連覇。
1960年 - 前年の9月1日から日本競馬の時計が変更になったのに伴い、時計表示が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
1965年 - 中山競馬場の芝2400mで代替開催。
1966年 - 名称を東京新聞盃に変更[2]。
1968年 - 東京競馬場の改修工事により中山競馬場の芝2200mで施行。
1969年 - 積雪の影響で施行距離をダート2100mに変更。
1970年 - 名称を現在の東京新聞杯に変更。積雪の影響で施行距離をダート2100mに変更。
1971年 - 施行距離を芝2000mに変更。
1972年 - 流行性の馬インフルエンザにより3月に中山競馬場の芝2000mで順延開催。
1976年 - 大崎昭一が騎手として史上初の連覇。
1979年 - 中山競馬場の芝2000mで施行。
1981年 - 負担重量を別定に戻す。
1984年 - グレード制施行によりGIIIに格付け。施行距離を現在の芝1600mに変更。
1994年 - 混合競走に指定。
1995年 - 積雪の影響でグレード外のダート1600mで施行。
2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。積雪の影響で1月30日(火曜日)に施行。
2003年 - 東京競馬場の改修工事により、中山競馬場の芝外回り1600mで施行。
2004年 - 藤沢和雄が調教師として史上2人目の連覇。
2005年 - 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。
2006年 - 土曜日の施行となる。
2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。
2011年 - 施行日をシルクロードステークスと交換し、2005年以来の日曜日施行に戻す。
2014年 - 降雪の影響により、施行日が2月9日から2月17日に順延。

過去20年歴代優勝馬

回数 施行日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第45回 1995年2月5日 ゴールデンアイ 牡7 1:37.8 田中剛 柄崎孝 高橋賢一
第46回 1996年2月4日 トロットサンダー 牡7 1:34.4 横山典弘 内藤一雄 藤本照男
第47回 1997年2月2日 ベストタイアップ 牡5 1:33.7 岡部幸雄 松山康久 吉田照哉
第48回 1998年2月8日 ビッグサンデー 牡4 1:34.2 蛯名正義 中尾正 (有)ビッグ
第49回 1999年2月7日 キングヘイロー 牡4 1:33.5 柴田善臣 坂口正大 浅川吉男
第50回 2000年1月30日 ダイワカーリアン 牡7 1:33.6 北村宏司 二ノ宮敬宇 大和商事(株)
第51回 2001年1月30日 チェックメイト 牡6 1:34.2 藤田伸二 山内研二 深見富朗
第52回 2002年1月27日 アドマイヤコジーン 牡6 1:37.7 後藤浩輝 橋田満 近藤利一
第53回 2003年2月2日 ボールドブライアン 牡4 1:32.3 柴田善臣 藤沢和雄 小林英一
第54回 2004年2月1日 ウインラディウス 牡6 1:33.0 田中勝春 藤沢和雄 (株)ウイン
第55回 2005年1月30日 ハットトリック 牡4 1:33.7 武豊 角居勝彦 (有)キャロットファーム
第56回 2006年1月28日 フジサイレンス 牡6 1:33.7 江田照男 田子冬樹 浅野恭秀
第57回 2007年1月27日 スズカフェニックス 牡5 1:32.7 武豊 橋田満 永井啓弍
第58回 2008年2月2日 ローレルゲレイロ 牡4 1:32.8 藤田伸二 昆貢 (株)ローレルレーシング
第59回 2009年1月31日 アブソリュート 牡5 1:36.9 田中勝春 宗像義忠 薗部博之
第60回 2010年1月30日 レッドスパーダ 牡4 1:32.1 横山典弘 藤沢和雄 (株)東京ホースレーシング
第61回 2011年2月6日 スマイルジャック 牡6 1:32.5 三浦皇成 小桧山悟 齊藤四方司
第62回 2012年2月5日 ガルボ 牡5 1:32.8 石橋脩 清水英克 石川一義
第63回 2013年2月3日 クラレント 牡4 1:32.9 岩田康誠 橋口弘次郎 前田晋二
第64回 2014年2月17日 ホエールキャプチャ 牝6 1:33.2 蛯名正義 田中清隆 嶋田賢



最終更新:2015年02月04日 17:07