福島牝馬ステークス(G3)


主催者

日本中央競馬会

競馬場

福島競馬場

創設

2004年4月25日

距離

芝1800m

格付け

GIII

賞金

1着賞金3500万円

出走条件

サラブレッド系4歳以上牝馬(国際)(指定)

負担重量

別定

福島牝馬ステークス(ふくしまひんばステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が福島競馬場の芝1800mで施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である。

概要

本競走は1947年から2003年まで施行されていたカブトヤマ記念を前身とする。カブトヤマ記念は父内国産馬限定競走だったが、近年における日本国内のでの父内国産馬のレベルの向上によりその必要性が小さくなったため第57回競走を最後に廃止された。それに代わり2004年に古馬牝馬の重賞路線の整備の一環として4歳(旧5歳)以上牝馬限定の混合の別定の重賞(GIII)競走として新設された。第1回から現在と同じく福島競馬場の芝1800mで施行されている。
2006年からは指定交流競走に指定、地方競馬所属の競走馬も出走可能になり、阪神牝馬ステークスと共に古馬牝馬の重賞路線整備の一環で新設されたヴィクトリアマイルの前哨戦の1競走として施行されるようになった。2007年からは国際競走に指定され、外国調教馬の出走も可能になっている。
ヴィクトリアマイルのトライアル競走としても施行されており、2014年より優勝したJRA所属馬ないし上位2着までに入った地方競馬所属馬にはヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられる(2013年までは、地方競馬所属馬に限って優先出走権ではない出走権を付与していた)。
現在の優勝レイのデザインは、赤色地に銀色文字となっている。
出走資格は、サラ系4歳以上のJRA所属の牝馬の競走馬、地方所属の競走馬(3頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。
負担重量は以下の条件で課せられる。
日本調教馬は53kgを基本とし、収得賞金が1,600万円毎に1kg増。
外国調教馬は55kgを基本とし、GI競走1着馬が5kg増、GII競走1着馬が3kg増、GIII競走1着馬が1kg増(ただし2歳時の成績を除く)。

歴史

2004年 - 福島競馬場の芝1800mの4歳以上の牝馬限定の混合の別定の重賞 (GIII) 競走、福島牝馬ステークスとして新設(新設当初は地方所属の騎手が騎乗可能であった)。
2006年 - 指定交流競走に指定され、地方所属馬は3頭まで出走可能となる。
2007年 - 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる予定だったが、同年の日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬は8頭まで出走可能となる。
2011年 - 東日本大震災の影響で福島競馬場が被害を受けたため、第1回新潟開催を2日間追加し新潟競馬場の芝外回り1800mで施行。[1]新潟競馬場での牝馬重賞は新潟県競馬組合主催で開催された「サラブレット4歳牝馬賞」などがあったがそれ以来にもなる。
2014年 - この年から当競走の1着馬にヴィクトリアマイルへの優先出走権が付与される。

歴代優勝馬

回数 施行日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主[要出典]
第1回 2004年4月25日 オースミコスモ 牝5 1:46.6 蛯名正義 中尾正 山路秀則
第2回 2005年4月24日 メイショウオスカル 牝4 1:49.4 後藤浩輝 安達昭夫 松本好雄
第3回 2006年4月22日 ロフティーエイム 牝4 1:48.5 吉田隼人 二ノ宮敬宇 (有)サンデーレーシング
第4回 2007年4月21日 スプリングドリュー 牝7 1:46.6 柴山雄一 堀宣行 加藤春夫
第5回 2008年4月26日 マイネカンナ 牝4 1:47.1 吉田隼人 国枝栄 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第6回 2009年4月25日 ブラボーデイジー 牝4 1:53.7 生野賢一 音無秀孝 松岡隆雄
第7回 2010年4月24日 レジネッタ 牝5 1:48.9 中舘英二 浅見秀一 (有)社台レースホース
第8回 2011年4月23日 フミノイマージン 牝5 1:45.4 太宰啓介 本田優 谷二
第9回 2012年4月21日 オールザットジャズ 牝4 1:46.1 藤岡佑介 角居勝彦 市川義美
第10回 2013年4月20日 オールザットジャズ 牝5 1:46.4 C. デムーロ 角居勝彦 市川義美
第11回 2014年4月26日 ケイアイエレガント 牝5 1:47.0 吉田豊 尾形充弘 亀田和弘

最終更新:2015年02月09日 17:54