プロキオンステークス(G3)



主催者

日本中央競馬会

競馬場

中京競馬場

創設

1996年4月13日

距離

ダー1400m

格付け

GIII

賞金

1着賞金3500万円、賞金総額6660万円

出走条件

サラブレッド系3歳以上(国際)(指定)

負担重量

グレード別定

プロキオンステークスは、日本中央競馬会 (JRA) が中京競馬場のダート1400メートルで施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である。

概要

1996年に中央競馬のダート重賞路線整備の一環として、5歳(現4歳)以上の馬による重賞競走として新設され、阪神競馬場のダート1400mで第1回が施行された。なお、これ以前にも同名の特別競走が行われている(優勝馬は後述)が、JRAでは前身としていない。
1999年までは桜花賞の翌週に行われていたが、2000年から夏季開催に移行。あわせて、出走資格も4歳(現3歳)以上に変更された。創設当初より外国産馬の出走が認められているほか、中央競馬指定交流競走として地方競馬所属馬も出走が可能。2005年からは国際競走に指定され、外国馬も出走可能になった。
2012年の番組改定に伴い、施行場を中京競馬場のダート1400mに変更した。またこの年のみ、東海テレビ放送から優勝杯の提供を受け「東海テレビ杯プロキオンステークス」の競走名で施行。

競走条件

出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属の競走馬(3歳未勝利馬と未出走馬は除く)、地方所属の競走馬(4頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。
負担重量は3歳(旧4歳)は53kg、4歳(旧5歳)以上は56kg、牝馬は2kg減を基本とし、
施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は3kg増
施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GII競走またはGIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
施行日当日から1年前の開催週より過去の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
以上のように斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。

歴史

1996年 - 5歳(現4歳)以上の馬による重賞競走として新設(創設当初の地方所属馬の出走枠は5頭まで)、阪神競馬場のダート1400mで施行。
1997年 - 負担重量をグレード別定に変更。
2000年 - 施行時期を4月から6月に変更。出走資格を「5歳(現4歳)以上」から「4歳(現3歳)以上」に変更。
2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「4歳以上」から「3歳以上」に変更。
2005年 - 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。地方所属馬の出走枠が5頭から4頭に縮小。
2006年 - 阪神競馬場の改修工事により京都競馬場のダート1400mで施行。施行時期を6月から7月に変更。
2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。施行日当日から過去1年以上前の重賞競走、および牝馬限定重賞競走優勝馬の負担重量を軽減。
2010年 - サマージョッキーズシリーズの対象競走に指定。
2012年 - 施行場を中京競馬場のダート1400mに変更。
2014年 - サマージョッキーズシリーズの対象競走から除外。

歴代優勝馬

プロキオンステークス(オープン)

施行日 競馬場 距離 条件 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
1991年3月16日 中京 1700m オープン ストロングパワー 牡4 1:43.9 小島貞博 鶴留明雄 谷川牧場
1994年2月26日 中京 1700m オープン ヤグライーガー 牡4 1:47.8 武豊 中尾謙太郎 矢倉敏夫
1995年3月25日 京都 1200m オープン マルタカトウコウ 牡5 1:10.2 田面木博公 吉永正人 高橋義和

重賞格付け後

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1996年4月13日 阪神 1400m ナムラコクオー 牡5 1:23.6 上村洋行 野村彰彦 奈村信重
第2回 1997年4月12日 阪神 1400m バトルライン 牡4 1:22.9 武豊 松田博資 (有)社台レースホース
第3回 1998年4月18日 阪神 1400m テンパイ 牡5 1:22.7 横山典弘 福島信晴 粟田恵美子
第4回 1999年4月17日 阪神 1400m タヤスケーポイント 牡4 1:23.2 加藤和宏 田所清広 中村篤
第5回 2000年6月18日 阪神 1400m ゴールドティアラ 牝4 1:21.9 武豊 松田国英 吉田和子
第6回 2001年6月17日 阪神 1400m ブロードアピール 牝7 1:22.9 K.デザーモ 松田国英 金子真人
第7回 2002年6月16日 阪神 1400m スターリングローズ 牡5 1:22.9 福永祐一 北橋修二 (株)協栄
第8回 2003年6月22日 阪神 1400m スターリングローズ 牡6 1:23.0 福永祐一 北橋修二 (株)協栄
第9回 2004年6月20日 阪神 1400m ニホンピロサート 牡6 1:22.3 小牧太 目野哲也 小林百太郎
第10回 2005年6月19日 阪神 1400m ブルーコンコルド 牡5 1:21.9 幸英明 服部利之 (株)荻伏レーシング・クラブ
第11回 2006年7月9日 京都 1400m メイショウバトラー 牝6 1:22.0 佐藤哲三 高橋成忠 松本好雄
第12回 2007年7月8日 阪神 1400m ワイルドワンダー 牡5 1:22.7 蛯名正義 久保田貴士 草間庸文
第13回 2008年7月13日 阪神 1400m ヴァンクルタテヤマ 牡6 1:22.0 赤木高太郎 安田伊佐夫 辻幸雄
第14回 2009年7月12日 阪神 1400m ランザローテ 牡6 1:22.7 武豊 池江泰寿 (有)キャロットファーム
第15回 2010年7月11日 阪神 1400m ケイアイガーベラ 牝4 1:21.8 岩田康誠 平田修 (株)啓愛義肢材料販売所
第16回 2011年7月10日 京都 1400m シルクフォーチュン 牡5 1:22.1 藤岡康太 藤沢則雄 (有)シルク
第17回 2012年7月8日 中京 1400m トシキャンディ 牝6 1:22.6 酒井学 天間昭一 上村叶
第18回 2013年7月7日 中京 1400m アドマイヤロイヤル 牡6 1:21.9 四位洋文 橋田満 近藤利一
第19回 2014年7月13日 中京 1400m ベストウォーリア 牡4 1:22.6 戸崎圭太 石坂正 馬場幸夫

最終更新:2015年02月09日 18:01