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あ行

iPS細胞

 『人工多能性幹細胞(誘導多能性幹細胞)』(Wikipedia)の略であり、体細胞を加工して作られた、特殊な細胞の事。
 この細胞を元に配偶子(精子と卵子)を作り出すことが可能で、
配偶子を生産出来ない『ホムンクルス』は、この細胞を使ってでしか子孫を残せない。

亜人

→『ホムンクルス』を参照。

アドラステア

 『ルルイエの遺産』が発見された工業殖民星。
 本星からの圧政から脱する為に、本星に極秘で解析、ヴォーカリオンを開発した。

アドラステア独立戦争

 本星からの圧政から脱する為に、本編の20年前に工業殖民星アドラステアが起こした独立戦争。
 圧政を敷いてはいても、反逆するとは思わず油断していた本星側は、
アドラステアの決戦兵器『ヴォーカリオン試作機』に破れ、アドラステアの独立を許してしまった。

アマルテイア

 殖民星の1つ。
 ギリシア神話のゼウスを育てたニンフの一人の名前に由来する。
 様々な資源が豊富だが、食物の育成には適さない風土の為、他惑星からの食料の輸入が必要。
 ルカの生まれ故郷。

アメイジア帝室

 地球を代表する皇帝家で、人類の盟主。
 パンゲア統一帝国を導く。

アルストック(変性意識状態)

→『変性意識状態』を参照。

アルストック導入液

 『アルストック(変性意識状態)』への導入を助ける為の、特殊な薬液。
 手術における麻酔のように、入念な管理が必要で、ヴォーカリオンの場合は自動化されている。
 (ジャミングの可能性を考慮すると、遠隔操作で制御するのは危険過ぎる為)

ヴォーカリオン(VOCALION)

 『ルルイエの遺産』を解析した成果を用いて製造された、人型兵器。
 脳内に埋め込んだチップを経由して、機体と脳髄をシンクロさせる事により、操作する。
 その際、肉体から機体に意識を移す為に、変性意識状態に入る必要がある。
 ヴォーカリオンの場合は、『アルストック導入液』を注入している状態で歌を熱唱する事により、
強制的に催眠に入り変性意識状態となり、機体に意識を移す仕組み。
 その性質上、特殊なセンスが必要であり、身体に対する負担も大きい。
 故に、ごく一部のホムンクルスにしか、この機体は操縦することが出来ない。
 第1世代は試作機であり、当時としては優秀だったものの、安全性などに問題があった。
 第2世代は試作機で得られたデータを元に、大幅に改良した実戦機であり、ナンバリングもリセットされた。
 第3世代は実戦機を新たに得られた『ルルイエの遺産』の解析結果を元に改良した機体。
 搭乗者と機体のリンクを大幅に強化する事に成功しており、以前よりもリンクの妨害に強くなっただけでなく、
より自然に操縦できるようになった。
 第4世代は専用機であり、ミク等の一部の搭乗者にのみ製造された。
 量産型(第5世代)は『シスターズ』達の専用機であり、
ミク専用機の『マエストロ・モード』を実行する為に一定数以上必要な存在である。

所属 機体名 搭乗者 世代
アドラステア ヴォーカリオン初号機

ヴォーカリオン初号機・改

ミク専用機
初音ミク 第2世代

第3世代

第4世代(専用機)
アドラステア ヴォーカリオン二号機 鏡音リン
アドラステア ヴォーカリオン量産機 シスターズ 量産型(第5世代)



か行

クワイア(量産機部隊)

 ヴォーカリオン量産機に搭乗した『シスターズ』によって構成される、新設部隊。『聖歌隊』とも。
 ミク専用機の『マエストロ・モード』とシンクロし、攻防揃った戦闘態勢『合唱(コーラス)』を実現する。

コンダクター・ユニット

 ミク専用機の主要ユニットの1つで、『マエストロ・モード』起動に必要なユニット。
 『クワイア(量産機部隊)』という聖歌隊を、指揮する為の指揮棒の役割を果たす。

さ行

爵位(帝国)



シスターズ

 『クリプトン葉山博士』によって『量産』された、ミクのクローン達。
 『iPS細胞』を使い、『ミクの配偶子(精子と卵子)』を作成、受精させる事により生み出されており、
受精卵作成時までは寿命の問題は生じていない。
 だが、『量産』するに当たって『人工子宮』やナノマシン等を使う事により、
僅か数年で肉体年齢13歳まで強制的に成長させている。
 例外として、シーエのみは肉体年齢8・9歳となっている。詳細は『骸音シーエ』を参照。
 その上、人格が芽生える幼児になる前の段階で、『理想的な人格のチップ』を脳内に埋め込んで、
理想的な人格』を定着させており、肉体、特に脳髄へのダメージは大きかった。
 ナノマシンにより、可能な限りの細胞の修復等は行っているものの、通常の13歳に比べると、
平均余命は10年か20年か、短いかも知れないと予想されている。

人工子宮

 母体を必要とせず、受精卵を胎児へと、そして赤子まで育成できる装置の事。
 『ホムンクルス』開発の為に昔開発され、今でも一部では使われ続けている。
 (妊娠・出産に伴う死の危険や、身体のラインへの影響を嫌がる貴族婦人など)
 開発初期は赤子が正常な人格を形成出来ないなどの問題が有ったが、
実際の妊婦をモニタリングして得られた信号を胎児に与え続ける事により、回避する事に成功している。
 隠し機能として、赤子に至るまでの期間を大幅に短縮する機能もあるが、これはかつて殖民星開拓の時代、
『ホムンクルス量産』の為に設けられた機能で、人間ではその負荷に細胞が耐え切れない

殖民星

 入念な調査の結果、地球人が殖民できるとされた惑星の事。
 資源の宝庫、惑星『アマルテイア』などが有名。

た行

帝星

 帝都『ピカトリクス』が建造された、月の事。


な行

は行

パンゲア統一帝国

 地球を代表する『アメイジア帝室』が導く、統一国家。
 名前は、過去に存在したとされる超大陸と、未来に出現する可能性が有るとされる超大陸の名前に由来する。
 地球を『本星』、帝都が建造された月を『帝星』、帝都を『ピカトリクス』と呼称する。

本星

 地球の別称。

ピカトリクス

 帝星(月)に建造された、パンゲア統一帝国の帝都。
 『賢者の極み』と題されたアラビア語の魔術書の著者およびそのラテン語版の呼称に由来する。


変性意識状態

 略称はAlstoc(Altered state of consciousness)。
 カタカナでは『アルストック』(『グーグル翻訳』の発音と『英語→カタカナ変換機』の結果が一致したので採用)
 日常的な意識状態以外の意識状態のこと。
 トランス状態が代表的だが、それに限らない。

ホムンクルス

 殖民星の開拓・開発・維持用に開発された、人造人型生命体。亜人とも呼ばれる。
 人間を超える身体能力を持ち、頑丈な肉体を持つ。
 特殊なセンスが有るとはいえ、ヴォーカリオンを操縦できるのは、その頑健さ故。
 人間との区別の為に、髪の色は人間に有り得ない色にされており、例外は人間の血が混じっているケースしかない。
 ただし、必ず親と同じ髪色になるかというとそうではなく、むしろ両親のどちらとも違う髪色になる事の方が多い。
 外見や寿命などは人間そのものだが、通常の性行為では、子孫を残すことが出来ない。
 生殖器自体は存在するものの、生殖巣(せいしょくそう)は配偶子(精子と卵子)を生産しておらず、『iPS細胞』を使うしかない。
 尚、受精卵さえ用意できれば、それを子宮に入れる事により、妊娠・出産・授乳は可能。
 また、人間との間に子孫を残すことも出来るが、種族は必ずホムンクルスとなり、
人間側は外見的特長が一部受け継がれる程度に留まる。
 作中では、ミク、リン、レン、ルカ、などがホムンクルスである。

ま行

マエストロ・モード

 ミク専用機の切り札の1つ。
 『コンダクター・ユニット』を使ってヴォーカリオン量産型を指揮し、
『量産機部隊(クワイア)』の合唱(コーラス)により敵を圧倒する。

や行

ら行

理想的な人格

 『シスターズ』を『ミクの為の道具』として生み出した、『クリプトン葉山博士』が作成した人工知能。
 過去の英雄等の偉人の精神構造を意識して、時間の流れの設定が容易なコンピュータ上で生み出された。
 様々な環境を『人格の芽』に与える事により様々な人工知能を生み出し、
その中で最も優れたとされた人工知能が採用された。
 ただし、その基準は『ミクの為の道具』としての優劣であり、自由度は多少難が有った。
 それに対応する為に、敢えてチップを与えずに育てられた個体が、『葉山紫恵』である。
 彼女だけは、肉体年齢が8・9歳となっている。詳細は『骸音シーエ』を参照。

ルルイエの遺産

 工業殖民星『アドラステア』の地下より発見された、先進文明の遺産の事。
 アドラステア星行政府は、本星に秘匿して解析し、『アドラステア独立戦争』を仕掛け成功した。

わ行

最終更新:2015年01月02日 20:03