あんたさぁ、バカじゃないの?
さなえの亡骸を持った少女はけたけた僕を笑う。まるで、人間をバカにしたゆっくりみたいな目で、口で。
こいつら!みーんな同じなんだよ!!まりさも、れいむも、ありすも、ちぇんも、みょん、ぱちゅりーも、さなえもせーじゃもめーりんもいくもらんもめーりんもゆかりもゆうかもきめえ丸も、胴付きも胴無しも善良もゲスも!みーんな同じ糞饅頭!!りかいできりゅ?
少女が殴る。まりさを。少女が刺す。れいむを。少女が蹴る。ありすを。少女が突く。ちぇんを。少女が殺す。ゆっくりを。甘い香りが漂う。ホワイトチョコ、カスタード、生クリーム、酢飯、ハチミツ、餡子、チョコレート。むせるような、甘い甘い香り。善良もゲスも希少種も通常種も関係なく潰れ、混ざり合う。
さべつはだめだよっ!
今日は祝日だった。・・・にも関わらず僕の体内時計はちゃんと働いてしまって、朝六時という健康的な時間に起きてしまった。こんな朝早くじゃ面白いテレビもやっていない。じゃあどうする?時間を浪費するのは好きじゃない。
そうだ、久しぶりにあの場所へ行ってみよう。
電車に乗って一時間ほどのところにある小さな山。そこにはゆっくりの群れがあった。およそ二百匹くらいのゆっくりがいる大規模なもので希少種の姿もちらほら見ることができた。
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