【鵺鏡】年をへて 思ふ心の しるしにぞ by風船花

「【鵺鏡】年をへて 思ふ心の しるしにぞ by風船花」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

【鵺鏡】年をへて 思ふ心の しるしにぞ by風船花」(2016/02/01 (月) 12:58:31) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

シナリオ名「年をへて 思ふ心の しるしにぞ」 システム名「鵺鏡」 魔縁となりし都にて,1つの影あり。 妖多き魔縁にて,影に驚くことはなし。 されど,都を滅ぼさむとす。 その裏に,憂き目を見し者あり。 都守らむと,影を待つ。 平安幻想夜話 鵺鏡 「年をへて 思ふ心の しるしにぞ」 ―誰にかたよりの 風は吹かむ (訳:魔縁となった都に,1つの影がある。  妖の多い魔縁においては,その影で驚くことはない。  しかし,その影は都を滅ぼそうとしていた。  その裏で,辛い目に遭った者がいる。  その者は,都を守ろうと影を待っている。 平安幻想夜話 鵺鏡 「年をへて 思ふ心の しるしにぞ」 ―誰に幸便の風が吹くのだろうか) 道標 甲 初期因縁 源頼光(仇敵) 初期喪失 恋人(生様7) 推奨分限 孤高/人鬼/娼伎/呪験 目的 頼光を倒す  魔縁となった後,人妖の間の交わりも増え,結ばれる者も増えた。  あなたもまた,妖と契りを交わした。  しかし,幸せな二人の日々は,ある日突然打ち砕かれる。  あの人が…狂える英霊・源頼光によって討ち取られたのだ。  目の前で,無惨に。  最期のときも,あなたを見つめて。こときれてからも,見つめていたのだ。  それを,奴は踏みにじり,大笑いしていた。  …許せるものか。絶対にあいつを,同じ目に合わせてやる。  その誓いを立ててから,長い月日がたった。いまでもまだ,その思いはずっと心に残っている。 道標 乙 初期因縁 怪童丸(親友) 初期喪失 地位(生様16) 推奨分限 武士/神/大妖/貴族 目的 怪童丸を守る  かつての英雄,坂田金時。魔縁に蘇った彼は,獣の如き姿をしていた。その姿を,あなたは嘲笑った。  …しかし,思わぬ失策によりあなたも地位を失い,都人から嘲笑われる身となる。  そんな中,怪童丸だけは決して笑わず,前と同じく接してくれる。  あなたは心から彼に詫び,与えられるものは与え,真の友として誓った。  …が,まだだ。己の与えた侮辱の数だけ,彼を守らねば友として申し訳が立たぬ。  長い月日をかけてでも,彼を守ってやらねば。あなたは誇りまで失ってはいないのだ。 道標 丙 初期因縁 怪童丸(目障) 初期喪失 日常(魂魄13) 推奨分限 武士/惑師/貴族/呪験 目的 怪童丸を都から追放する  都に大いなる異変が起きたとはいえ,あなたはその中でも地位を保ち,己の日常を守ってきた。  しかし,魔縁となってから,力ばかりある妖怪や神が跋扈し,日常が揺るがされている。  …まったく,腹立たしい。  中でも力だけある獣―怪童丸は,ただ邪魔なだけの存在だ。害獣そのものだ。  なぜあんな奴が長年都にいることか。さっさと追い出すなり,殺すなりしてしまわねば。 道標 丁 初期因縁 源頼光(恩義) 初期喪失 守るべき人(魂魄19) 推奨分限 武士/孤児/聖/畜生 目的 頼光を助ける  守るべき人は,都に巣食う妖怪により,目の前で殺された。あなたもまた殺されんとしていた…  しかし,妖怪はあなたの目の前で討伐される。英霊,源頼光が妖怪を討伐したのだ。おかげで,あなたは助かり,今も生きている。  あちらにそんなつもりはないのだろう。しかし,頼光に助けられたのは事実。  一方で,守るべき人を失ったのも事実。彼の人の代わりと言っては何だが…せめて恩人は守らねば。  この都で,頼光を狙うものはいくらでもいる。  …今まで長い間うまくいかなかった。けれども,次は守り切ってみせる。 ---- ※補足 シナリオ名は新古今和歌集(あるいは高光集)の和歌 「年をへて 思ふ心の しるしにぞ 空もたよりの 風は吹きける」 (現代語訳:何年にもわたって思い続けてきた甲斐あって,空にも幸便の風が吹いたのだ) より抜粋。(シナリオ名の部分にあたるのは「~甲斐あって」の部分まで) それぞれのPCは,魔縁の中で何年にもわたって1つのことを思い続けています。(各道標の通り) しかし,彼らの思いはおよそ対立しています。 (甲と丁,乙と丙は顕著でしょう。状況次第では4人がそれぞれ対立するかもしれません) また,客人NPCである怪童丸,源頼光も,それぞれ長く思い続けていることがあるでしょう。 それらがぶつかり合うのがこのシナリオフックです。PvPは避けられないので,人を選ぶことでしょう。 以下,シナリオにするためのキークエスチョンを掲げます。 ●源頼光と怪童丸が長年思い続けていることとは何か? ―このシナリオフックでは,源頼光が都の滅亡を,怪童丸が頼光を正気に戻すことを 思い続けている,として作っています。しかし,これを無視して別のことを思い続け, それに沿ってシナリオを作るのもよいでしょう。その場合,このフックを無視して作成することを勧めます。 ●頼光と怪童丸の対立は避けられないのか? ―何か避ける方法があるのなら,その方向に物語が持っていけるとよいでしょう。 それが嫌な場合や思いつかない場合は,途中の道で激闘が演じられることでしょう。 どちらにつくかは,各PCに委ねられます。 ※ワード消化法 ・ふぁ!?→驚き ・prpr→(辛酸を)舐める→辛い目に遭う(=憂き目を見る) ・バルス→(都を)滅ぼす

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: