【DX3rd】港町から来た忠義 by山菜

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「つい……ったー!!」 誰かの大きな声で、君たちは目覚める。  君たちが居るのは、小さな港町。近くではするめが干され、岸に着いているのは漁師の船が幾つかだけ。何故か分からないが、ここに居る経緯を思い出せない。  君たち以外には誰もおらず、あの声の主は居ない。  残されているのは、地面に落ちた一欠けのチョコレートだけ。  ここはいったい何処なのか? 先ほどの声は誰なのか?   落ちていたチョコを辿っていくと、一台のバイクを見つける。すると、 「遅えぞ! さっさと来いよ!」  と、バイクが喋り出した。 ダブルクロス それは、【裏切り】を意味する言葉。 だが、それは【絶望】を【希望】に変える言葉でもある。 補足 探索者は、眠っている間にバイクのレネゲイドビーイングに、この港町まで連れてこられる。初めの大声は、バイクが探索者を全員連れてきた苦労から出た言葉。 バイクの目的はテキトー。あるいは持ち主(合法ロリ一択のみ)の救出とか。 チョコレートはレネビの好物。食べるとバイクなので結構こぼす。 因みにするめを調べると、町の特産品で、この町がどこなのかが分かる。

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