「【指定なし】菓子職人の幻 by鈴野涼華」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
あるところに、「飴細工の魔術師」と言われる菓子職人がいた。
しかし、彼は自分の技術に満足していなかった。
そこで、「五年だけ」という約束を婚約者と交わし、修行の旅に出た。
彼は修行に没頭するあまり、約束の期限を忘れ、五年、十年と時は流れていった。
修行が一段落し、故郷に戻った彼の目にしたのは見知らぬ誰かと結ばれ、子供を抱く幸せそうな婚約者だった。
彼は自分の愚かさを恨み、再び東へと旅に出た。
そして、終演の地にて彼は自らの夢と思い出をお菓子と飴細工の芸術で紡ぎ出した。
その地は、お菓子で作られた彼の故郷があり、今でも甘い香りがするという。
そして、香りに誘われてその地に訪れたものは二度と帰ってこなかった。
そんな伝説がある地で、領主が行方不明になった。
彼は甘い香りに誘われて行方を眩ませたらしい。
シナリオ名:菓子職人の幻(ゆめ)
~君がため おしからざりし命さえ ながくもがなと 思いにけるかな~
システム・指定なし