【SW2.0】呑み込まれる群衆 by風船花

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「はぁ~ 今日も特にやることないなぁ~」 学生の休みは基本的に暇である。しなければならないこともないため,どうしても大好きなゲームに夢中になってしまいがち。 今日もまた,ゲームに没頭する1日を過ごすことになる…と思っていた。 「た,助けてくれえええ!」 パソコンからいきなり,助けを求める叫び声が聞こえた。 何かのバグなのか,それともゲームの驚かせ要素なのか。特に気にせず,続きをしようとした,その時。 目の前に不可思議な穴が開き,その中に吸い込まれていってしまった 「…ここは……?」 気が付くと,見渡す限りの大草原。気色悪い生物がちらほらと見つかり,そのうちのいくつかは他の人と戦っているようだ。しかし,どうもこの生物には見覚えがある。 ふと,自分の体を見てみる。部屋で着ていたものとは全く違う衣装に身をくるんでいる。その衣装はまるで,ゲームでプレイしていたキャラクターが着ているものとそっくりだった。 「あなたも,来てしまったのね…」 突如,後ろから声が聞こえる。 「あのポータルゲートに吸い込まれてたどり着いたここは,ゲームの中の世界。幸いにも,ゲームのキャラが使える魔法は使えるようだけど」 そう言って,彼女は背を向け,例の生物を指さす。 その指先には,小さな火の玉ができ,次第に大きくなっていく。 「…ね?私もあのゲートに吸い込まれたんだけど」 火の玉が放たれる。生物に当たると黒く焦げ,たちまちにしてその場から消え去った。 「さて,現状を理解したと思うから,ここから本題。どうやって元の世界に戻るのか,協力して探しましょう」 ソード・ワールド2.0「呑み込まれる群衆」 -かくして人は次々に呑まれゆく。  戻る道はただ1つ。その1つを賭け,人は時に手を取り合い,時に手に掛け合う。 ---- #comment_num2()

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