【MM】幽閉少女の夢 by風船花

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**シナリオ &color(red){ボスデータとマップ例は後に掲載します} ○今回予告 「扉を押せば,その先には星空が広がっていましたとさ。めでたし,めでたし」 塔の中,幽閉された少女は呟く。 「…こんな御標下されても,扉を押しても開かないじゃない……」 「…でも,この努力は無駄じゃないわよね。御標なんだもの……」 そうして今日も,少女は扉を押し続ける。その先に何があるか知らずに。 -これは,常夜の国の,運命に逆らわんとする少女の噺。 モノトーンミュージアムRPG「幽閉少女の夢」 -かくして,物語は紡がれる。 ○ハンドアウト PC1:パートナー…"夜の女王" 感情…信頼 裁縫師組合の若き組合長,"夜の女王"から,キミはこんな話を聞いた。 「常闇森,その奥地に塔があるらしいわ。なんでも,そこに少女が幽閉されているのだとか。噂の真偽を確かめていただけるかしら?もしかしたら,その塔が伝承と関わりがあるかもしれないわ」 彼女には人を見る目がある。だからこそキミを選んだのだろう。 …しかし,彼女の話は続く。 「…それに,最近あの森によからぬ噂があってね…」 PC2:パートナー…アト 感情…友情 友人アトから,キミはこんな話を聞いた。 「常闇森の其達の活動が,最近激化してきているわ」 その森の近くに,あなたの故郷,塩の国がある。 「このまま放っておくと,近くの国が危ないわ」 PC3以降(共通):パートナー…謎の少女 感情…不安 PC3からPC5のキミたちは,1組の裁縫師グループだ。 ある日,キミたちは夢を見る。 高い塔の中,見たことのない2人の裁縫師とキミたちが,1人の少女と立ち向かう夢を。 「ホシゾラヲ…ホシゾラヲ……」 見えない空を求める少女を。求めすぎ,人ならざる者と成り果てた少女を。 キミたちがその手で,少女を裂く夢を。 ※基本的にはPCは3人以上で行ってください。敵データは後に作成予定。 ○オープニングフェイズ ●シーン1:(マスターシーン) 登場…謎の少女 「『扉を押せば,その先には星空が広がっていましたとさ。めでたし,めでたし』…こんな御標下されても,扉を押しても開かないじゃない……」 塔の中に幽閉された少女。今日もまた,その扉を開けようとする。 …しかしその努力も空しく,扉は全く動かない。 「…どうして,どうシて……ドウシテ!」 ●シーン2:シーンプレイヤー…PC1 登場…PC1,"夜の女王" 「これはあなたにしかできない依頼なんだけど」 開口一番,彼女はそう言った。 彼女の名前は,アリア・B・コロラトゥーラ。通称"夜の女王"だ。 若くして裁縫師組合を率いる彼女には,裁縫師としての腕前だけでなく,人を見る目もあった。 「常闇森,その奥地に塔があるらしいわ。なんでも,そこに少女が幽閉されているのだとか。噂の真偽を確かめていただけるかしら?もしかしたら,その塔が伝承と関わりがあるかもしれないわ」 PC1が受諾するか,その依頼を不審に思うようなしぐさをするかしたら,次に進んでください。 依頼を断ろうとする場合は,『これはあなたにしかできない依頼なんだけど』を強調しましょう。 「…それに,最近あの森によからぬ噂があってね。あの森から其達が東に向かって進んでいるという報告があるの。それが本当なら,人々を護るために私たちは戦わないといけないわ。私は呪いのせいで戦えないから,力のあるあなたにこの件をお願いしたいの」 一連の会話を終え,PC1が正式に依頼を受諾したら次に進んでください。 「あの森から一番近いのは塩の国よね。まずはそっちに行って被害がないか確認して。そこの其達がいなくなったらそこから森の方に進んで行って」 この言葉を残して,シーンは終了します。 ●シーン3:シーンプレイヤー…PC2 登場…PC2,アト 「あら,久しぶりじゃない。相変わらずのようね」 見覚えのある,傷だらけの顔がキミの元へと近づいてくる。 それはキミの友人,アトである。 ロールプレイが一通り終わるか,会話がいい流れで終えられそうだと判断したら次に進んでください。 「ところで,常闇森の其達の活動が最近激化しているわ。塩の国の出身よね?ちょうどあの国が,其達の被害に遭っていたわ」 一連の会話を終え,PC2が其達の討伐に向かおうとしたら次に進んでください。 「このまま放っておくと,塩の国だけじゃなくて,他の国も危なくなるわ。私はまた塩の国で例の奴らに付け回されたからいけないけど,塩の国の其達を倒して,その先の森の其達を倒していって」 この言葉を残して,シーンは終了します。 ●シーン4:シーンプレイヤー…PC3 登場…PC3以降全員 キミたちは塩の国で活動をしていた。その晩,キミたちは宿屋で夢を見る。 高い塔の中,見たことのない2人の裁縫師とキミたちが,1人の少女と立ち向かう夢を。 「ホシゾラヲ…ホシゾラヲ……」 見えない空を求める少女を。求めすぎ,人ならざる者と成り果てた少女を。 キミたちがその手で,少女を裂く夢を。 …そして,目が覚めたら,外では其達が人を襲っていた。 一通りのロールプレイが終わり,PCたちが討伐に向かったら,シーンは終了します。 ○ミドルフェイズ ●シーン5:シーンプレイヤー…PC4 (いない場合PC3) 登場…PC全員 シーン4の続きで戦闘に突入します。(シーンは切っていますが,時間軸的にはシーン4の直後です) 相手は「子鬼」×PC数 です。データは基本ルールブックP240を参照してください。 配置は子鬼を1エンゲージとし,それを囲むようにPC1,PC2,PC3以降をそれぞれ別々のエンゲージとして配置してください。 戦闘が終了したら,次に進んでください。 其達の討伐は,思ったよりも早く済んだ。それはどうやら,すぐ近くの2人が手助けしてくれたようだ。 …しかし,この2人。昨日の夢に出た,あの2人に似ている。 ここでPC全員が合流します。情報共有を終え,常闇森へ向かったらシーンを終了してください。 ●シーン6:(マスターシーン) 登場…謎の少女 「ニンゲンメ……ニンゲンメ……」 少女は呟く。 「森ハ人ヲ襲イ,人ハ息絶エタトサ。メデタシ,メデタシ」 ●シーン7:シーンプレイヤー…PC2 登場…PC全員 常闇森に入ったキミたち。いつもはランプを使えば辺りが見えるはずのこの森も,今ではランプがあっても周りが見えない。 代わりに,数多くのほつれが森中に広がっていた。 森にあるほつれをある程度解消したら,次に進みます。(1D6個解消してください) ほつれを正し,塔の前までたどり着いた。 そのとき,塔の中から其達が君たちに襲い掛かってくる。 やはり,戦わない限り奥へは進めないようだ。 戦闘に突入します。相手は「木霊」×2,「払暁鴉」×2(PC5人の場合は4)です。データはインカルツァンドP236を参照してください。 戦闘が終了したら,塔に侵入してシーンは終了します。 ●シーン8:シーンプレイヤー…PC1 登場…PC全員 ※塔の中の探索シーンです。仕掛けはGMごとに違うと思いますので,このシーンは1例として見てください。 塔の中へと入ったキミたち。その塔で,1人の女の声が響いた。 「迷イ人ハ塔カラ出ルコトガデキナカッタトサ。メデタシ,メデタシ」 (歪み表の中から「人体消失」を選択する) 歪みを引き受けるのであれば引き受けてください。何れにせよ,塔の入り口は閉ざされ,開けることはできません。 塔の中は地上部分は3階層で,その最上階に少女は囚われています。 3階には2階の外から出ているらせん階段を上らなければたどり着けません。しかし,その入り口は固く鍵で閉ざされています。 2階には1階と連動した仕掛けがあり,ここに鍵があります。しかし,最初来た時の状況では鍵の元までたどり着くことはできません。 1階にはいくつかバルブに似た装置があります。バルブの周囲は円形状に切り取られており,バルブを回すと円内部が回転します。そこにある壁は2階の壁と連動して回ります。 この仕掛けを利用して鍵をとり,3階までたどり着きましょう。 ※マップ準備中 ※3階の扉の鍵を開けたら,このシーンは終了です。 ○クライマックスフェイズ ●シーン9:シーンプレイヤー…PC5(いない場合PC3) 登場…PC全員 扉が開いた。 その中は,あの夢で見たものとそっくりだった。 「ニンゲン…キライ……コロス……」 中にいた少女はそう呟く。 こちらの聞く耳は持っていないようだ。 PCが何を言っても無駄です。一方的に彼女の方から襲い掛かってくることでしょう。 次の言葉で会話を終わらせ,戦闘に突入してください。 その際ほつれが現れます。歪みを引き受けない場合は歪み表ver2.0(インカルツァンド P262-263)中の「災害到来」を適用してください。(森が急速に広がり,人々の生活圏にまで広がる,などするとよいでしょう) 「人ハ森ノ糧ト成リ果テタトサ。メデタシ,メデタシ」 ※ボスデータ準備中 ○エンディングフェイズ ●シーン10:シーンプレイヤー…PC1 登場…PC全員 「ホシゾラヲ…ホシゾラヲ……」 決着がついた。この少女が言いたかったことは何だろうか,それは分からない。 しかし,森の闇は少し消え,いつもの森へと戻っていった。 一通りロールプレイを終えたら,次に進んでください。 …これでしばらくは,平穏な日常が戻ることだろう。君たちはこの部屋から外へと出た。 -扉を押せば,その先には星空が広がっていましたとさ。めでたし,めでたし これで演目は終了です。 ●シーン11(マスターシーン) 「ニンゲン…コロス…コロス…!」 何がそうさせたのか,彼女の殺意は異形の中でも特に強いものであった。 健闘空しく,キミたちは彼女の手で倒されてしまった。 -扉を押せば,その先には暗闇が広がっていましたとさ。めでたし,めでたし これで演目は終了です。 ○シナリオ備考 最初に少女に出された御標「扉を押せば,その先には星空が広がっていましたとさ」は正しい御標でした。しかし,頑丈に閉ざされた扉に阻まれ,少女は長い間その御標を果たせずにいました。 …そのために,少女は異形と成り果てたのです。 そして,その少女は異形の力をもって,常闇森の其達を操り,復讐を始めるのでした。 この場に閉じ込めた人間たちを。 身に纏った紡ぎ手の力の為に「ケガレモノ」と罵り,手の届かぬところに捨てた人間たちを。 ---- ***元としたシナリオフック [[【指定なし】私の世界 byベイダー郷]] 第43回キーワード「Fate」「オス」「はむ」

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