考えたことはないだろうか。
世界は一つの大きなカラクリ時計で、自分はその歯車の一つであると。
それは社会の一員、一人の人間として生きているという揺るぎない証明であると。
だが、今の自分はどうだろう。
身体はその形を変え、およそ16歳の人間とは思えない程の
異常な身体能力を発揮し、怪我をしても立ちどころに回復する。
私は、一体……
シナリオ名『外れた歯車』
気付いたのだ。
私のようなちっぽけな部品は、カラクリ時計にとってどうでもいい部分で。
私一人が欠けた程度で、時計は何事も無かったかのように正確に時を刻む。
私は人間?
私は怪物?
ネえ、オシえテよ。
解説
人間社会から外れてしまった子のおはなし。
指定なしですが、システムはダブルクロスが向いてると思います。
レネゲイドウイルスに感染してしまった子を登場させるのが一番
やりやすいのではないでしょうか。
なんらかの事情で人間だと思い込んでいたレネゲイドビーイング
でも面白いと思います。
なんにせよ、彼女にとってPCたちは、
自身の運命を大きく左右する分岐点のような存在となるでしょう。
最終更新:2016年02月01日 23:38