「おやすみ、……くん」
彼女の声が、あの時のことが頭をめぐる。
なぜ守れなかったのか―――決まってんだろ、お前が弱かったんだよ
なぜ救えなかったのか―――決まってんだろ、お前はバケモノだからだ
そう彼は問い、自ら答える。そして自らの無力さに涙を流す。
『つらいだろ?なら俺に譲れよ』
いやだ
『さっさと譲れ。そしたら楽になる』
いやだ、そしたらまた―――
「・・・では、殺戮を始めよう。楽しい楽しいゲームの始まりだァ」
シナリオ名:殺戮者の暴走と苦悩
裏切り者は、自ら己の首を絞める
概要
昔の後悔、罪悪感に苛まれている人が暴走してしまうシナリオです
なぜ彼が暴走したのか、過去に彼がしたことはなんなのか
彼が守れなかった、救えなかったものは何かを深めていけば良いかと思います
最終更新:2016年02月02日 01:10