【MM】時代錯誤 by風船花


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…目が覚めたら,見たことのない場所にいた。
窓の外には,イカを干す人々の姿。部屋の中は,簡素なベッドと収納用具だけ。
…おかしい,コンピュータも,バイクも,見慣れたものが何もない。
「大丈夫ですか?草原で倒れていたようでしたけど…」
草原?いや,ちゃんとベッドで寝たはずだ。
「それにしても,ここでは見かけない服装ですね…旅の方ですか?」
…いや,現実で旅なんてしていない。ネットの世界では旅をしているが。
…そうだ,ツイッターを確認しよう。そうしたら,場所がわかるかも?
そう思い,携帯を起動してみる。しかし,圏外。
「不思議なものをお持ちですね」
そういわれて戸惑う。携帯なんて,当たり前に持っているはずのものだ。それを不思議なものと言うとは,一体…?

不思議な状況に戸惑う中,1つの声が聞こえる。
―こうして,二度と元には戻れなかったのでした。めでたし,めでたし―
不吉な言葉だった。しかし,なぜだろうか,そのままにしていたら,必ずそうなってしまうように思えた。
「…御標ですね。それに従って生きていけば,幸せを約束してくれます。でも,背くと…」
…この世界で,御標に縛られて生きろと?
そんなのまっぴらごめんだ!元の暮らしに戻ってやる!

モノトーンミュージアムRPG「時代錯誤」
―かくして,物語は紡がれる。