【ネクロニカ 】終わった世界の見聞録 by風船花


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

システム:ネクロニカ
シナリオ名:終わった世界の見聞録

「『…まさか,こんな迷宮の奥まで逃げておりましたか。
もしかして,ここの遺産を欲していらっしゃったのですか?
でも,金なんて生き延びるための力にならないとお聞きしましたよ?

…さて,お迎えに上がりましたよ,愛しのお姫様。お迎えが遅くなり,申し訳ございません。

……体が冷たくなっておりますか。そうですか。では温めてさしあげましょう。

世界の最後が見たい,そのためには妖怪にだってなってやる,なんて仰っておりましたね。
あなた様のみならず,人類にとって世界の終わりは重大なことでございます。
その最後の瞬間まで,あなた様は国の希望であり続けたい,そう仰っておりましたね。

その夢を,叶えてさしあげましょう。
この私めは人形職人。あなた様の魂をお人形に入れることなど容易でございます。
そうですね,あなた様にふさわしいのは,フランス人形でございます。
綺麗で可愛いあなた様にそっくりなものをお作りいします。

それと,ペットのペルシャ猫もお人形にしてさしあげましょう。
しかしそれだけでは寂しいかもしれませんね。あなた様の国民もお作りいたしましょう。
人はお互い支え合って生きるとお聞きしております。国民たちと支え合って,生き続けてくださいませ。

最後に,今の世界を説明させていただきます。
あなた様が苦手な虫など一切おりません。
あなた様のお国は,誠に残念ながら何もない静かな丘に変わり果ててしまいました。
しかし,あなた様のお力をもってすれば,元の素晴らしいお国にたちまち戻せることでしょう。

―それではお姫様。この世界を,どうぞご堪能ください。』
…そう何者かに言われて放り出されたわ。あなたたち,私の護衛をしなさい!」

すぐ近くで目が覚めたドールに,いきなり護衛を命令されたあなたたち。
その高飛車っぷりからすぐに,彼女があなたたちの国の,行方不明になっていた姫であることがわかった。
この世界になれた君たちだ。安全に彼女を案内してあげよう。

永い後日談のネクロニカ「終わった世界の見聞録」
―終わった世界に,姫は何を思うのか。


補足
このシナリオフックでは,ネクロマンサーの立ち位置がやや不透明に思われることでしょう。
そもそも,どうしてお姫様を見つけることができたのでしょう?
そして見つけたとして,なぜお姫様のことをこれほどまでに知っているのでしょう?

これらに答える1つの合理的な答えは,「ネクロマンサーはお姫様自身の意識である」という考え方をすることです。
その意識が人形に宿り,一見するとドールのように見えるネクロマンサーが誕生します。
そして,ドールが狂っていくさまを,すぐ近くで眺めて楽しむことになるでしょう。

ここでは意識という答えを考えましたが,別人格にしてもほぼ同様に進めることができると思います。
しかし,別人格の場合は演じ分けが必要になるので,やや高度なマスタリングが求められます。