誰もいない。
皆が私を置き去りにした。
なぜ。どうして。理由が分からない。
皆のために働いた。
皆のために貢献した。
皆のために努力した。
皆がいなければ私に存在意義はない。存在する価値がない。
なぜ……どうして……
そんな苦悩する存在に、暖かな羽根が一つ舞い降りた。
ビーストバインドトリニティ
『遺されたもの』
どこかの世界に、自分たちの世話や手伝いを全てやってくれるとても便利な国があるらしい。
解説
とある世界の技術大国のおはなし。
国の管理を全て機械に任せ自分たちは悠々自適過ごしていた国民でしたが、
AIの学習により「国民がより良い人生を送るためにはどうしたら良いか」を考え実行した結果、
とても過ごしにくい国になってしまいました。
機能を止めようにも、完璧な管理のせいでそれも出来ず、国民はついに国を捨てる決意をします。
AIはなぜ捨てられたのかが分からず苦悩しますが、舞い降りた羽根により力を手に入れドミニオンを生み、
自身の力で新たな国民を創りだします。
羽根を集めているPCたちは「機械が全てやってくれるドミニオン」の噂を聞きつけ、その世界へ向かうのでした。
final:終わる→機能を失う→国としての機能を失う→捨てられた(終わった)国
legacy:遺された→置き去り
℃:暖かな
最終更新:2016年04月15日 03:45