システム:ダブルクロス
シナリオ名:愛も情けもありがた迷惑
私は恵まれている。
外見は普通、というより悪く無い。
告白された回数も0ではない。
私は恵まれている。
親からの愛情を一杯に貰っている。
貰っている自分が不審に思うくらいに。
貰っている自分が揶揄できるくらいに。
買って貰った物も少なくない。
『温室育ち』
自他共に認める。
ただ少しだけ、
周りの子達に憧れるかな。
夜の自室でそんなことを思っていた矢先
「それ、そんなにいる?」
ベッドに座りこっちを見ずに話し掛ける少女
「えっ?」
「ねだったわけじゃないんでしょ?」
自分と同じくらいの歳の子は
「だったらさ」
どこか呆れたように言った。
「要らないじゃん」
備考というか補足:
バイヤー→売る→買う
moon→月→夜
リターン→利益→貰う
溢れかえる『愛情』に影響されたレネゲイドビーイング
『彼女』に愛情を押し付けられていることに気付かされた主人公は
どうなってしまうのでしょうか?
感情のレネビ だれおまシリーズ第三弾
最終更新:2016年06月23日 00:15