正月の準備に忙しいアマツカグラの人々。彼らの目の中に,1つのエンディングが写る。
―黒い和服に身を包む1組の男女が誰かに唆されている。そして宮殿へと向かう。
宮殿からはおそらく卵を割られて怒っているであろう以津真天が飛び出し,
「いつまで,いつまで」と鳴く。ふと見ると,その一鳴きで人が倒れていくではないか。
「いつまで,いつまで,明日まで」
それを聞いて,意識が途絶えた。
明日?明日というと元日ではないか。
エンドブレイカーよ,この終焉を終焉せよ!
エンドブレイカー!「正月を見る者,壊す者」
―この災厄,いつまで,いつまで…
以下GM用。反転して読んでください。
元々アマツカグラのこの地には,以津真天[イツマデ]の呪いがかけられていた。
そもそもとして以津真天は死者に対して十分な供養が行われないことで生じる妖鳥であり,その供養を急かすように「いつまで,いつまで」と鳴くのであった。
しかしこの以津真天がマスカレイドと化している現在では,この以津真天の一鳴きはそれを聞いた人間をマスカレイド化,あるいは死亡にまで追い込むことができてしまう。
したがってPCたちがとるための防止策は次の3つになる。
1.黒い和服に身を包む1組の男女が計画を実行できないようにする
2.以津真天の呪いを解く
3.以津真天そのものを倒す
特に2.の呪いを解く方法についてはここでは述べないが,その設定方法次第では3.と同じものになる。
最終更新:2015年01月05日 01:31