【指定なし】狂奏曲第九番『狂涙』 byベイダー郷


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音というものには、人の感情に干渉する力がある。

物悲しげな音が響けばそれを聴いた者は心に穴が空いたよう感じるし、
弾けるような明るい音が鳴れば前向きに活動することが出来る。

そして、そんな音楽が今日も街に彩りを与えている。
演奏しているのはとある演奏楽団。彼等はある日突然現れて街の中心で演奏を始め、人々の心を魅了した。
以降、彼等は毎日街を訪れ、その時節に合った音楽を奏で聴く者を癒していく。

この日も彼等は街に姿を現し、演奏を行っていた。
今日も街に来た人々の心を包むような、気分を高揚させるような、そんな素敵な音楽が流れなかった。

流れなかった。

鳴り響くのは悲しみに満ちた悲哀、怒りに狂った狂気、終末に打ちひしがれた絶望。
音は街中に響き渡り、大勢の者の鼓膜を否応なく刺激する。

音を聴いた途端、人々の様子が豹変する。ある者は泣き崩れ、ある者は暴れだし、ある者は自らの舌を噛む。
音は更に波及する。空気を伝って人々に届けられる。

やがてそれは国中を包み込み、暴動へと変貌を遂げる。
運良く音を耳にしなかったのはあなた達を含めた極小数。

しかし、このままでは狂ってしまうのも時間の問題である。
あなた達は無事、この自体を切り抜ける事ができるのだろうか。

シナリオ名「狂奏曲第九番『狂涙』」
人が操り奏でた音は、やがてその人自身を支配する。


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