【SW2.0】ボタンを押しますか? byふぁんぶる

SW2.0 シナリオです

【今回予告】
君たち冒険者に届いた依頼、それはとある遺跡の調査だった。
なんでも魔動機文明時代の貴重な遺跡らしいのだが、ガード代わりのモンスターが強くて探索ができないのだ。
そこで冒険者にモンスターを倒してもらい、その後存分に探索するという方針に切り替えた。
依頼金も十分、君たちは胸を躍らせて遺跡へと向かった。

そこに世界を左右する一つのボタンがあるとも知らずに。

SW2.0 ダンジョンアタックシナリオ「ボタンを押しますか?」

そのボタンは世界を滅ぼす引き金か、はたまた未来を守る引き金か。


【解説】
ダンジョンは地下2F構造。
1Fにはドゥームやゴーレムといったモンスターがうろついている。(なおこのフロアは左右対称に設定してシナリオギミックとする)
そして問題は地下2F。
降りた先は広い空間、散らばるかつての研究資料。そしてその中心には謎のコンソールとでっぱりの目立つ大きなボタンがあった。
そして何より目を引くのは、透明床の下にある超巨大なドラゴン型の兵器。
それを視認した瞬間、降りてきた階段の前にシャッターが下りて閉じ込められる。
(この扉は謎の合金製で武器で叩こうが魔法ぶっ放そうが傷一つつかない、ご都合主義!)

コンソールは魔動機文明の文字で「全てを終わらせる決断を」と書かれている。

冒険者が調べてみると

  • コンソールのある中央部屋にばらまかれてる資料を調べると要塞型決戦兵器「スペリオルドラゴン」についてのモンスター知識を入手できる。

  • コンソールから右の部屋の副主任の日記にはスペリオルドラゴンの開発を任された主任への恨み辛みの果てに狂い、
 『自分を認めない世界なぞ滅びてしまえ』と密かに生物全てを死滅させるウィルス型微生物『wind』の開発が進めていた事が発覚する。


なお、発見した資料と日記、二つに書かれた最後の一文は同じものだ。

「ボタン一つで世界を滅ぼす兵器を作った私は、天才なのか天災なのか。それは後の歴史が判断してくれるだろう」

中央に鎮座する一つのスイッチ。
はたして出てくるのはドラゴンか?ウィルスか?破滅の幻想を打ち破れ!



■シナリオ説明

調べるとでてくる情報

■ドラゴンフォートレス「スペリオルドラゴン」
かつての魔動機文明時代に作られた決戦兵器。
100人もの殲滅ルーチンを搭載したルーンフォーク(ロボット的存在)を搭載した拠点であり空中戦艦。
スペリオルドラゴン自体も攻撃能力があり、体に搭載された兵器全てを解き放てば一国すら滅ぼせるという。
ひとたび空を舞えば目に付く対象全てを滅ぼす「滅国の竜」
なおレベルは15(このゲームにおける人類が到達できる最大級レベル)

■ウィルス型微生物「wind」
あらゆる生物に感染し、僅か数日の内に感染者の体を汚染し、激痛と幻覚にのた打ち回り死に至らせる。
このウィルス最大の脅威は、その死体がwindの増殖する苗床となり、増え続けたウィルスはやがて死体の表面に斑点のように浮かび上がる。
そしてひとたび風が吹けば、それこそ花粉のように空を舞い、新たな感染先へと向かうのだ。
なおこのウィルスがひとたび栄えた街にでも感染すれば、そこから爆発的に広がり、最終的に世界全体はwindの巨大な苗床と化すだろう。



このシナリオクリアのためにPLに気付いて欲しいのは隠し部屋の存在、気付くためのメインルートは2つ

  • 副主任の部屋があるのに主任の部屋ないのおかしくね?
  • 1Fが綺麗な左右対称だったけど、2Fもそうだとしたら副主任の部屋の反対側になんかあるんじゃ?

あとは勘で左側の壁調べられたらジャッジ次第で隠し扉の存在をほのめかしてもいいかも。
ボタンが押せずに詰まってたらヒントを出すのもアリかな?

※コンソールから左側、隠し扉の先に主任の部屋があり、そこにある日記にはスペリオルドラゴンを作った事に対する後悔とその罪を償うための話が書かれている。
 そしてあのスイッチを「引けば」この研究室の機能を全て消し、スペリオルドラゴンを自壊させ、ウィルスを死滅させる事ができる。事がわかる。
 だれもスイッチを押すとは言ってない。ただスイッチを『引けば』このシナリオはクリアである。ゲームオーバーとなるギミックの裏にシナリオクリアのギミックがある、
 これぞ灯台下暗し。


ボタンを押せばスペリオルドラゴンは自壊、ウィルスの消滅もコンソールで確認できる。そして階段前のシャッターは開く!

「あと10分後に研究室はデータ流失を根絶するため 自 爆 し ま す 」

10分後、研究所を出た君たちは遺跡がドクロのような煙をあげて大爆発する様子が見れるだろう。依頼人にはありのままを説明するか誤魔化すかは君たちに任せよう!
最終更新:2015年10月15日 19:26