「私の運命力は53万だ」
そう豪語する彼。
その発言が事実かどうかは知らないが、
確かに彼の運の良さは端から見ていてもよく分かる。
くじを引けば必ず特賞を当てるし、
落ちてたハンカチを届けると、持ち主がお礼に超豪華フルコースをごちそうしてくれる。
たいして素早いわけでもないのに、敵との戦闘でダメージを負ったところを見たことはないし、
剛力でもないのに、大抵の敵なら一撃で仕留めてしまう。
要は、彼は神の恵みを、その多大なる恩恵を受けているのだ。
女神が微笑んでいるとかそんなやわなの話ではない。
もはや腹筋崩壊。あごが外れるレベルの大爆笑を女神様彼になさっておられるのだろう。
そんな彼がつい先日、一つの少国家を滅ぼした。
理由は知らない。まだ会えてもいないし、話せてもいない。
だから、話さねば。
会って、話して、理由を聞かねば。
彼がそんなことをするはずがない。絶対に。
アリアンロッド2E「運命の子」
彼なら「私は神の代理人だ」なんて大真面目に言うだろうか。
そしたら、満面の笑みでぶん殴ってやろう。
そしたら、また一緒に笑い合えるだろうか。
解説
幸運に恵まれた「彼」がボスとして立ちはだかるの本シナリオ。
フェイト増し増しの「彼」は、ステータスは低いものの、
持ち前のフェイトをガンガン削って回避や火力増加をしてきます。
PCと深い仲の関係にしておくと、仲の良い「彼」との敵対という形で
物語にも味が出てくるかもしれません。
また、今回はボスとして登場させましたが、
「無傷で勝つ「彼」が大怪我を負った」など、「彼」を味方として
シナリオを考えてみるのも面白いかもしれませんし、場合によっては
「彼」ではなく「彼女」の方が良い時もあるでしょう。そこはご自由にどうぞ。
Fate→フェイト
オス→彼
はむ→食べる→食事→フルコース
最終更新:2015年11月13日 12:40