伝言バトル系

「伝言バトル」とは、お題の文章を先頭の人から順番に小さい声で耳打ちしながら伝えていく「伝言ゲーム」の進化系である。1994年12月29日放送の大マジカル頭脳パワー!!で、伝達方法を耳打ちではなくジェスチャーに変えた「マジカルアクション伝言バトル」が登場。以降、絵を描いて伝える「マジカルアート伝言バトル」・ねんどで形を作って伝える「マジカルねんど伝言バトル」・おもちゃのラッパで演奏して曲を伝える「マジカルラッパ伝言バトル」など、伝える手段にさまざまな表現方法を使いそのバリエーションを増やしていった。・・・

 

クイズの流れ

  1. パネラーはボックスに入り、横一列に並ぶ。
  2. 司会者が視聴者にのみお題を発表後、ボックスに備え付けられた、パネラーとパネラーの間にあるシャッターが一斉に閉まる。
    (シャッターが閉まると、パネラーの姿が見えなくなる)
  3. 司会者が先頭のパネラーにお題の書かれた紙を見せる。
  4. 司会者のスタートの合図で、先頭のパネラーから制限時間内に次の人にお題を伝える。
    シャッターは、伝言中のパネラーとそれを見て次に伝える人の間にあるシャッターのみ開き、時間が過ぎると再び閉まる。
  5. 全員伝言が終わったら、最後尾のパネラーはお題が何であったかを声に出して答える。
    不正解の場合は、その1人前のパネラーに解答権が順番に移る。
  6. 正解が出たら、お題を知っている先頭のパネラーを除いて、正解者までの人数が「伝わった人数」となり、伝わった人数×10点がパネラー全員に加算される。
    (最後尾のパネラーが正解し、全員に伝わった場合は、ボーナス点が加算されるケースもある)
    先頭から2番目のパネラーまで解答権が回って不正解の場合は、全員不正解となり0点。

 

【魅力POINT】答えを知った状態で楽しめるクイズ

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このスタイルのクイズ

マジカルアクション伝言バトル(1994年12月29日放送~1997年6月26日放送)

指示されたものを、身体のアクションだけで伝えていく。

  • 伝える時間は1人5秒→1人7秒。
  • 伝言中は声を出してはいけない。

 

 

マジカルアート伝言バトル

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(新)マジカルアート伝言バトル(1995年11月2日放送~1997年8月28日放送)

指示されたものを、額縁に入ったフリップに黒のインクのマジックペンを使って絵で描いて伝えていく。

 

 

マジカルねんど伝言バトル(1996年4月11日放送~1996年7月11日放送)

指示されたものを、テーブルの上にあるねんどで形を作って伝えていく。

  • 伝える時間は1人約15秒。
  • 伝言中は声を出してはいけない。

 

 

音楽リップ伝言バトル/マジカルリップ伝言バトル(1996年4月11日放送~1997年6月26日放送)

指示された歌やフレーズを、唇の動きだけで次々と伝えていく。

  • パネラーは全員、ヘッドホンを装着する。
    最後の人まで伝言が終わるまでヘッドホンを外してはいけない。
  • チャイムが鳴ったら伝えるパネラーは、声に出して相手に伝える。再びチャイムが鳴ったら伝言終了。
    大音量の音楽がかかったヘッドホンをしているため、声は聞こえないので、伝えているパネラーの唇の動きから読み取らなければならない。

 

 

マジカル連想伝言バトル(1996年9月19日放送・1996年10月10日放送)

お題から連想する言葉(ヒント)をボードに書いて伝えていく。

  • 先頭の人がお題から連想する言葉を書く。
    2番目以降の人は直前の人の書いたヒントを見ながら、次の人に伝えるヒントを書く。
  • 制限時間内ならヒントはいくつ書いても構わない。
    ただし、直前の人の書いたヒントは使えない。また、ヒントは文章になってはならない。
    ヒントが少なすぎるとお題が伝わりにくい。多すぎると次の人が伝えるヒントとして使える言葉の数がより限られてしまうので、そのさじ加減がポイントになる。

 

 

マジカルラッパ伝言バトル

指示された曲やフレーズを、おもちゃのラッパを吹いて伝えていく。

 

 

マジカルお話し伝言バトル(1997年7月10日放送~1997年9月25日放送)

短いお話し(お題の文章)を身体のアクションと唇の動きだけで伝えていく、「アクション伝言」と「リップ伝言」を合わせたようなクイズ。

 

 

マジカルカラーアート伝言バトル(1997年9月18日放送)

指示されたものを、額縁に入ったフリップに黒のインクと赤のインクの2本のマジックペンを使って絵で描いて伝えていく。

 

 


 

伝言バトルは1997年9月にいったん終了したが、約1年後の1998年10月22日放送の「大マジカル頭脳パワー!!スペシャル」から、伝言人数やボックスに備え付けられたシャッターに仕掛けがあるなど、これまでの「伝言手段」によるバリエーション増加とはまた違う形の変わり種として、一時的に復活した。

 

ダブルアクション伝言バトル(1998年10月22日放送)

ペア8組で、指示されたものを身体のアクションだけで次々と伝えていく。

  • 伝える時間は1組8秒。
  • 伝言中は声を出してはいけない。

 

 

ダブルアート伝言バトル(1998年10月22日放送)

ペア8組で、指示されたものを額縁に入ったフリップに黒のインクのマジックペンを使って絵で描いて伝えていく。

  • 伝える時間は1組12秒。
  • 伝言中は声を出してはいけない。
  • 伝言中、「チェンジ、チェンジ」の合図が出たら、描き手をパートナーに交代しなければならない。

 

 

アクション伝言 のぞき穴スペシャル(1998年10月29日放送)

シャッターに開けられた小さなのぞき穴から、前の人のアクションを覗いて次々と伝えていく。

  • 伝える時間は1人10秒。 
    覗いている人ののぞき穴はその時間が終わると自動的に塞がれる。
  • 伝言中は声を出してはいけない。

 

 

アート伝言 のぞき穴スペシャル(1998年10月29日放送~・・・)

シャッターに開けられた小さなのぞき穴から、前の人の描いている絵を覗いて次々と伝えていく。

 

 

アクション伝言 モザイクスペシャル!!(1998年11月5日放送)

ボックスの仕切りのモザイク扉から、前の人のアクションを見て次々と伝えていく。

  • 伝える時間は1人約13秒。
    モザイク扉はその時間が終わると自動的に塞がれる。
  • 伝言中は声を出してはいけない。

 

 


国際伝言クイズ/国際ものまね伝言クイズ(1999年7月15日放送~1999年9月9日放送)

ほとんど日本語をしゃべられないという外国人の皆さんに、指示された日本語のフレーズや歌を声に出して次々に伝言してもらい、その伝わった答えをヒントにお題を当てるクイズ。

このクイズはこれまでの「伝言バトル」とは違い、パネラーはボックスに入って伝言はしない。

  • 6人の外国人の方がボックスに入って全員ヘッドホンを装着する。
  • パネラーもヘッドホンを装着し、伝言が終わるまでボックスに背を向けて待機。
  • ・・・

 

 

最終更新:2018年04月06日 17:25