特性タイプとして扱う。
《優位種:吸血鬼真祖》は〈※ポリグロット〉で取得できず、[23ネフィリム]のスタイルを取得することも出来ない。
あなたは伝承で語られる不死身の吸血鬼である。多くの場合、元々は人間であり、何らかの原因によって吸血鬼として蘇った。
あなたは不死身の肉体と様々な特殊能力の代わりに、多くの弱点を得た。
あなたは《※優位種:~~》を取得している者として扱う。また、〈神聖〉属性を含むダメージを受けた時、負傷決定ステップの際に全ての防御力を2分の1(端数切捨て)とする。アルスノトリア8Pも参照すること。
また、あなたがソウルエンコーダーや装魂具となることは出来ない。

《†真祖》
解説:吸血鬼の能力を使用する。肉体を霧や無数の蝙蝠、ネズミ、蟲に変化させる、魅了の魔眼による催眠、怪力、飛行、吸血、動物を使い魔として使役するなど多岐に渡る。
ただし日光や銀、十字架を苦手とする、河や海の上を渡れないなど多くの弱点も同時に抱えている。

コスト:疲労1
効果:自身が判定を行う際、その判定で《優位種:吸血鬼真祖》の力を活用する方法、アイデアなどをGMに告げ《†真祖》を任意の技能と組み合わせて使用することで、
その技能の成功率に+50%する。その他の制約や注釈は他の拡張効果に準ずるものとする。


1.《†永生者》
コスト:-
技能:-
タイミング:常時
対象:自身
射程:-
解説:吸血鬼として長い生を得たことで様々な知識や技術、経験に通じている。同時に様々な弱点を抱えるに至った。

効果:あなたは以下の効果を得る。
①あなたは合計で[[ランク-4]×10%]点だけ、任意の技能の成功率を上昇させる。この時、複数の技能を選択して数値を割り振っても良い。
②あなたの死亡以外の全ての負傷ゲージの最大値に+[ランク÷5(端数切り上げ)]する。
③[ダメージ軽減:呪魔(ランク×2)]のバフを常に受けている。
④フリーアクションで即座に[飛行状態]になることを宣言、または解除を行うことが出来る。

ただし、あなたは以下のデメリットを常に受ける。
①〈神性〉属性を含む攻撃に対するリアクションの成功率は常に半分(端数切捨て)となる。
②あなたが受ける〈神性〉属性のダメージに+[ランク]する。
③あなたが日光に晒された状態で行うあらゆる判定の成功率に-20%する。
④〈※水泳〉の効果を受けることが出来ず、水上または水中で行うあらゆる判定の成功率が半分(端数切捨て)となる。
この効果は水上であってもあなたが飛行状態であったり、船や足場の上に立っているなどで水に触れていなければ無視することが出来る。


2.《†怪力》
コスト:-
技能:-
タイミング:常時
対象:自身
射程:-
解説:人間のそれとは一線を画す怪力を持っている事を現す。

効果:自身が行う近接攻撃のダメージに+[ランク+1d10]する。また、【身体】に+2する。この時、初期値の上限18を超えても良い。
近接武器による近接攻撃の命中判定でファンブルとなった場合、ダメージ適用後にその近接武器は失われる。


3.《†ドレインライフ》
コスト:-
技能:当身
タイミング:メインアクション
対象:単
射程:至近
解説:攻撃の際に噛みつく、敵から流れ出る血を吸うことで自身の生命力を回復する。

効果:素手による近接攻撃の命中判定〈当身〉と組み合わせて使用し、自身が行う近接攻撃のダメージに+[ランク]し、属性に[呪魔]を追加する。
ダメージを与えた後、塗りつぶした負傷ゲージから1種類を選択する。自身のその負傷ゲージを2点回復する。
負傷ゲージを回復する効果は1メインプロセスに1回まで使用できる。
ただし、GMが生物ではないと認めたキャラクターにダメージを与えた場合、負傷ゲージを回復する効果は適用されない。


4.《†霧散》
コスト:疲労2
技能:効果参照
タイミング:リアクション
対象:自身
射程:-
解説:肉体を霧や無数の蝙蝠、動物に変化させることで攻撃を回避する。ただし、神聖属性の攻撃に対しては効果が無い。

効果:自身が行うあらゆるリアクションの技能と組み合わせて使用する。その判定の成功率に+50%する。
ただし、〈神聖〉属性を含む攻撃の命中判定に対しては使用できない。また、自身の疲労ゲージが1以下の場合でも使用できない。


5.《†ノーライフキング》
コスト:-
技能:特性能力
タイミング:クリンナップ
対象:自身
射程:-
解説:不死身に喩えられるほどの生命力を持っている。

効果:自身の負傷ゲージを合計で[ランク]ポイント分まで回復する。[疲労3]につき1ポイント、[軽傷2]につき1ポイント、[重症1]につき1ポイント、
[致命傷1]につき2ポイント分必要となる。〈特性能力〉と組み合わせて使用し、判定に成功することで効果を発揮する。
この効果は1シーンに[ランク÷5(端数切り上げ)]回まで使用できる。
備考:この効果はあなたが死亡した時、即座に死亡チェックを取り消して使用することが出来る。


6.《†深紅の魔弾》
コスト:軽傷2
技能:特性能力
タイミング:メインアクション
対象:単
射程:至近~遠
解説:自身の血液を弾丸として射出する。

効果:対象に特性攻撃を行う。〈特性能力〉と組み合わせて使用し、命中判定とする。攻撃のデータは以下の通り。
この特性攻撃の使用時に、ダメージ属性を銃弾か灼熱のどちらか一つ選択する。
属性:〈銃弾/灼熱〉〈呪魔〉  攻撃力:2d10+[ランク×3]
備考:「対象:範」に変更することが出来る。そうした場合、特別に攻撃対象の数だけ連続攻撃を行うことが出来る。


7.《†常闇の外套》
コスト:疲労2
技能:-
タイミング:負傷決定ステップ
対象:自身
射程:-
解説:吸血鬼としての強靭な生命力を防御面で発揮する。

効果:自身がダメージを受ける時、そのダメージを[ランク]点軽減し、防御無視の効果を受けずにダメージを適用させる。
この効果は1ラウンドに2回まで使用できる。ただし、〈神聖〉属性を含むダメージには使用できない。


8.《†血界幻想(ブラッドファンタズム)》
コスト:重傷2
技能:特性能力
タイミング:いつでも
対象:自身
射程:-
解説:自身の血を媒介に様々な魔術や特性能力を再現する。

効果:この効果はいつでも使用することが出来る。〈特性能力〉と組み合わせて使用し、判定に成功することで効果を発揮する。特性効果か魔術効果を一つ選択する。選択した効果をこのシーン中、自身が取得しているものとして使用することが出来る。ただし、ソロエフェクト、バディエフェクト、サポートエフェクト、[コスト:致命傷]を含む効果は選択できない。
この効果は1シーンに1回まで使用することが出来る。
備考:選択した魔術効果が[技能:魔術]だった場合、特別に[技能:特性能力]に読み替えて使用することが出来る。


9.《†不夜城の主》
コスト:致命傷2
技能:-
タイミング:セットアップ
対象:自身
射程:-
解説:吸血によって溜めこんだ犠牲者の血と魂を解放し、自身の使い魔として自在に使役する。

効果:自身が行う攻撃のダメージと先制値に+[ランク+5]し、あらゆるダメージを[ランク+5]点軽減する。また、あらゆる判定の成功率に+[ランク×2]%する。
《†不夜城の主》の効果中、あなたは1度のメインプロセス中にフリー、ムーブメント、メインアクションを2回まで行うことができる。
また、[タイミング:セットアップ][タイミング:クリンナップ]の行動をそれぞれ2回まで行うことが出来る。
また、《†血界幻想(ブラッドファンタズム)》の使用制限回数が「1ラウンドに1回まで」となる。
ただし、《†不夜城の主》の効果中あなたは《†ノーライフキング》を使用することができず、負傷ゲージを回復することも出来ない。
この効果はラウンド終了まで持続する。ただし、「タイミング:クリンナッププロセス」に致命傷ゲージを1点塗りつぶすことで、次のラウンドまで効果を持続させることが出来る。
この効果は1シナリオに1回まで使用できる。


10.《†ソロエフェクト》
コスト:-
技能:-
タイミング:常時
効果:ソロスタイルの時に有効。あらゆる害悪や苦痛を感じなくなる。あなたは[衰弱]を含めたあらゆるデバフを受けない。


11.《†バディエフェクト》
コスト:疲労1
技能:特性能力
タイミング:メインアクション
効果:バディスタイルの時に有効。あなたの血を分け与えて傷を癒す。ただし、吸血鬼化のリスクが伴う。
バディの負傷ゲージを合計で[ランク]ポイント分まで回復する。[軽傷1]につき1点、[重症1]につき2点、[致命傷1]につき3点必要となる。
〈特性能力〉と組み合わせて使用し、判定に成功することで効果を発揮する。この効果は1シーンに1回まで使用することが出来る。
備考:《†バディエフェクト》の判定でファンブルとなった場合でも、特別に成功したものとして負傷ゲージを回復しても良い。
ただし、回復したキャラクターはシーン終了時に〈抵抗力〉で判定を行う。失敗した場合、そのキャラクターは吸血亜種または屍鬼(グール)となる。
詳細はGMが決定すること。この〈抵抗力〉の判定の成功率はは2回目以降から半減する。(3回目からは4分の1、4回目から8分の1……という風にペナルティは累積していく)
最終更新:2018年12月29日 21:39