《優位種:化生》
魔術タイプとして扱う。
化け猫やムジナなどに代表される怪異。長い年月を生きた動物が妖力(あるいは魔力)を持った存在である。
姿を変じることで人間を“化かす”術に長けている。驚き、恐れおののく人々の姿を見て楽しんだり、
恐怖や畏れと言った形で信仰を得ることを目的としているものが多い。化かした人間を怪異の領域に引きずり込み、
犠牲者の肉や生命力を糧とする者も居る。
変化を元にした様々な特殊能力を備えているが、直接的な戦闘は得意ではない事が多い。


拡張効果:《†怪力乱神》
動物や人間、架空の生物や器物に姿を変えることが出来る。
また、落ち葉を大金に見せたり、枝垂れ柳を亡霊に見せるなど他者を幻惑し、化かすことも出来る。


1.《†隠れ身(ヴィラン)》
必要ML:-
コスト:-
技能:隠密、追跡/逃走
タイミング:常時
射程:-
対象:自身
効果:あなたが行う〈隠密〉と〈追跡/逃走〉の成功率に常に+30%する。また、あなたはいかなる状況でも〈隠密〉判定に成功した場合、[隠密状態]になることができる。
備考:あなたが行った〈隠密〉か〈追跡/逃走〉の判定を振り直すことが出来る。この効果は1シーンに1回まで使用できる。
解説:器物や動物、人になりすますことで姿を隠す能力。


2.《†恐怖の象徴(スケアクロウ)》
必要ML:2
コスト:疲労2
技能:魔術
タイミング:メインアクション
射程:至近~近
対象:単
効果:対象に特性攻撃を行う。〈特性能力〉と組み合わせて使用し、命中判定とする。攻撃のデータは以下の通り。
この魔術攻撃のダメージ属性は宣言時に任意のものを一つ選択すること。
属性:〈選択した属性〉〈呪魔〉 攻撃力:1d10+[ランク×2]
備考:追加コストとして[軽傷2]を塗りつぶすことで、「対象が受けているデバフ÷2(端数切り上げ)]個まで負傷表を任意にずらすことが出来る」を追加する。
解説:対象を“化かす”ことで精神を破壊する魔術攻撃。


3.《†翻弄せし謎(リドラー)》
必要ML:2
コスト:疲労1
技能:魔術
タイミング:いつでも
射程:至近~近
対象:単
効果:〈特性能力〉と組み合わせて使用し、対象は〈回避〉でリアクションを行う。
勝利した場合、対象に即座に[スタン]または[マヒ]のデバフを与える。
この効果で与えた[スタン]または[マヒ]は通常通りの回復方法でアクションを消費するまであらゆる方法で回復できず、クリンナッププロセスに自動的に解除される。
この効果は1ラウンドに1回まで使用できる。
解説:知恵比べや幻惑の妖術により、対象の動きを拘束する能力。


4.《†破滅の徒花(ポイズンアイビー)》
必要ML:2
コスト:軽傷1
技能:魔術
タイミング:負傷決定ステップ直後
射程:至近~近
対象:単
効果:この効果は対象が攻撃のダメージを受け、負傷表を塗りつぶした直後に使用する。
〈魔術〉と組み合わせて使用し、判定に成功することで効果を発揮する。対象に[DOT:受けた負傷ゲージの半分(端数切り上げ)]を即座に与える。
複数の負傷ゲージを塗り潰していた場合、その中から一つを選択してデバフを与える事。
この効果で与えた[DOT:●●]を回復する場合、記載されている負傷ゲージの半分のダメージ(端数切り上げ)を対象に即座に与える。
この効果は1ラウンドに1回まで使用できる。
解説:攻撃を行った対象に呪いをかけたり、一瞬の隙をついて妖魔の毒を仕込む能力。


5.《†侵蝕する悪意(カッパーヘッド)》
必要ML:2
コスト:疲労1
技能:魔術
タイミング:効果参照
射程:至近~近
対象:単
効果:あなたが自身の攻撃によるダメージや効果で対象にデバフを与えた直後に使用する。〈魔術〉と組み合わせて使用し、判定に成功することで効果を発揮する。
与えたデバフに「このデバフを受けているキャラクターはデバフを条件に宣言する、または発揮される効果を受けることが出来ない」を追加する。
この効果は1シーンに[ランク÷5(端数切り上げ)]回まで使用できる。
解説:対象の不調や隙、精神的な動揺をついて行動を制限する能力。


6.《†吸い寄せる似姿(クレイフェイス)》
必要ML:2
コスト:疲労2
技能:魔術
タイミング:判定の直前
射程:至近
対象:単
効果:攻撃や効果の対象となっているキャラクターを選択し、能動側の判定の直前に使用する。
〈魔術〉と組み合わせて使用し、判定に成功することで効果を発揮する。
その攻撃または効果の対象をあなたに変更する。あなたを対象に取れない場合は使用できない。
この効果は1ラウンドに1回まで使用できる。
備考:あなたが隠密状態である場合、即座に隠密状態を解除して使用することが出来る。
解説:対象と同じ姿に化けることで、攻撃を誘導する能力。


7.《†迷い家(マッドハッタ―)》
必要ML:2
コスト:軽傷1
技能:魔術
タイミング:いつでも
射程:-
対象:-
効果:〈魔術〉と組み合わせて使用し、判定に成功することで効果を発揮する。即座にあなたが存在するエンゲージを封鎖する。
この封鎖エンゲージから離脱する場合、能動側は〈意思〉×3%か〈知力〉×3%で判定を行い、あなたは〈特性能力〉で判定を行う。この封鎖はラウンド終了か、あなたが移動を行うまで持続する。
この効果は1ラウンドに1回まで使用できる。
解説:一度足を踏み入れれば脱出することも困難な妖魔の領域“迷い家”を作り出し、迷い込んだものを閉じ込める能力。


8.《†妖魔の法則(ストレンジ)》
必要ML:3
コスト:重傷1
技能:魔術
タイミング:対決判定の終了時
射程:-
対象:範
効果:〈魔術〉と組み合わせて使用し、判定に成功することで効果を発揮する。
あなたが存在しているエリアで対決判定が行われ、勝敗が決定した直後に使用する。その対決判定を能動側からやり直す。
そうした場合、再び行われる判定の成功率に+30%または-30%する。成功率の増減は判定を行う全てのキャラクターに対し、どちらを適用させるかあなたが選択する。この効果は1シーンに1回まで使用できる。
解説:妖魔の真骨頂である“化かし合い”の能力を発揮する。


9.《†百鬼夜行(ジョーカー)》
必要ML:3
コスト:致命傷1
技能:魔術
タイミング:セットアップ
射程:-
対象:自身
効果:〈魔術〉と組み合わせて使用し、判定に成功することで効果を発揮する。
あなたは《優位種:化生》の特性効果に記載されている「1ラウンドに●回まで」または「1シーンに●回まで」の使用制限を無視して効果を宣言・使用することが出来る。
また、あなたと対決判定を行うリアクション側の成功率を半分(端数切捨て)として扱う。
この効果はラウンド終了まで持続し、1シナリオに1回まで使用できる。
解説:あなたの配下である怪異を呼び寄せたり、あなた自身の分身を生み出すことで百鬼夜行を再現する能力。


10.《†ソロエフェクト》
コスト:-
技能:-
タイミング:常時
射程:-
対象:自身
効果:あなたが《†恐怖の象徴(スケアクロウ)》によるダメージを与えて負傷表を参照した時、上下に隣接する負傷表に記載されているデバフをひとつ与えることが出来る。
解説:ソロスタイルの時に有効。《†恐怖の象徴(スケアクロウ)》によってより多くのデバフを与える。


11.《†バディエフェクト》
コスト:疲労2
技能:-
タイミング:負傷決定ステップ
射程:至近~近
対象:単(バディ)
効果:対象が行った攻撃か対象が受ける攻撃のダメージの負傷決定ステップに宣言する。
そのダメージを[ランク÷2(端数切捨て)]+2点増加、または軽減する。
この効果は1ラウンドに1回まで使用できる。
解説:バディスタイルの時に有効。幻術や咄嗟の助言によってバディの攻撃と防御を支援する。
最終更新:2018年12月16日 22:22