《優位種:鬼》
特性タイプとして扱う。
様々な伝承で語り継がれている存在。鬼とは“隠(おん、おぬ)”から転じて“生者ではないモノ”、亡者全般を指す言葉であった。
そのため、人間を喰らう怪物や病を広げる妖怪、あるいは病そのものであったり、地獄で亡者に責め苦を与える獄卒であったりと様々な側面を持っている。
本項で取り扱う《優位種:鬼》は「古来より怪異や悪霊を退治し、世界の均衡を保つ闇の世界の番人」として扱う。
《優位種:鬼》は「怪異を狩る怪異」であり、その目的は現世と冥界のバランスを保ち、互いが干渉し過ぎないようにすることにある。
そのため、現世の人間を喰らい、亡者を徒に増やして冥界をも乱すネフィリムは鬼にとっては最優先で刈り取るべき天敵と言える。
鬼たちがこのようなスタンスを貫いているのは、彼らのルーツが冥界(地獄)の獄卒であることに起因する。
また、鬼は亡者……つまり、元々人間だったものが鬼に成る場合もある為、人間側に対して友好的な者も少なくない。


拡張効果:《†鬼妖術》
人智を超えた怪力を発揮する。物理法則を無視し、特性能力や魔術による超常現象を力任せに粉砕することも出来る。
また、怪異やネフィリムの気配、痕跡を感知することができる。

1.《†抗魔の剛鬼》
コスト:-
技能:-
タイミング:常時
射程:-
対象:自身
効果:[ダメージ軽減:呪魔(ランク×2)]のバフを常に受けている。また、[呪魔]属性を含むダメージを受ける時、防御力を無視されない。
解説:怪異、魔の属性に対する耐性を持っている。


2.《†退魔の斬鬼》
コスト:疲労2
技能:特性能力
タイミング:効果参照
射程:至近~自身
対象:単
効果:対象が魔術効果または特性効果を組み合わせた時、その判定の直前に使用する。
または怪異、ネフィリム、優位種、闇属性のいずれかに該当するキャラクターが行った判定の直前に使用する。
あなたを能動側として〈特性能力〉と組み合わせて使用する。
対象は[〈意思〉×3%]でリアクションを行う。
勝利した場合、その判定を失敗扱いとする。この効果は1シーンに[ランク÷3(端数切捨て)]回まで使用できる。
解説:怪異の妖術やネフィリムの特殊能力を鬼の力で持って斬り伏せる。


3.《†断罪の裁鬼》
コスト:疲労1
技能:当身、近接武器、飛び道具
タイミング:メインアクション
射程:武器
対象:単
効果:対象に〈当身〉〈近接武器〉による近接攻撃か、〈飛び道具〉による遠隔攻撃を行う命中判定と組み合わせて使用する。
その攻撃のダメージに+[ランク]し、〈神聖〉属性を追加する。
備考①:その武器が素手または「他の武器と同時に装備不可」となっている場合、ダメージに+1d10する。
備考②:攻撃のダメージに〈呪魔〉が含まれており、なおかつ〈神聖〉属性が有効な場合、特別に対象の〈呪魔〉防御を
半分(端数切捨て)としてダメージを算出する。
解説:鬼の剛力と降魔の霊力を併せて攻撃する。


4.《†撃砕の轟鬼》
コスト:疲労2
技能:特性能力
タイミング:セットアップ
射程:-
対象:自身
効果:〈特性能力〉と組み合わせて使用し、判定に成功した場合効果が発揮される。
あなたの[先制値]と〈呪魔〉を含めた全ての防御力に+[ランク+3]し、あなたが行う攻撃のダメージに+1d10する。
あなたが行うあらゆるリアクションの成功率に-10%(最低1)する。この効果はラウンド終了まで持続する。
備考:「コスト:軽傷2」に変更することでこの効果はシーン終了まで持続する。
解説:周囲のマナを退魔の霊力に変えて自身に宿す。


5.《†猛進する鋭鬼》
コスト:-
技能:-
タイミング:常時
射程:-
対象:自身
効果:あなたは1回分の移動で離脱と侵入を同時に行うことが出来る。また、封鎖エンゲージから離脱する判定の成功率に常に+30%する。
解説:鞘から放たれた刃のような鋭さで移動を行う。


6.《†浄化の威吹鬼》
コスト:軽傷1
技能:抵抗力
タイミング:効果参照
射程:-
対象:自身
効果:あなたがデバフを受ける直前に使用する。そのデバフを全て無効にする。また、無効にしたデバフはラウンド終了まで受けなくなる。
この効果は1ラウンドに1回まで使用できる。
解説:災厄や悪しき呪いを払いのける。


7.《†荒れ狂う蛮鬼》
コスト:軽傷2
技能:-
タイミング:効果参照
射程:-
対象:自身
効果:あなたが攻撃のダメージを受けたメインアクションの終了時に使用する。あなたは攻撃を行った対象に即座に攻撃を1回行う。
この攻撃で連続攻撃を行う事は出来ない。この効果は1ラウンドに1回まで使用することが出来る。
備考①:この効果は行動済みでも使用でき、使用しても行動済みにならない。
備考②:この攻撃はメインプロセスではなく、「タイミング:メインアクション」による攻撃でもない点に注意すること。
解説:ダメージと更なる負担をものともせずに反撃を行う。


8.《†立ちはだかる闘鬼》
コスト:重傷1
技能:-
タイミング:負傷決定ステップの直前
射程:至近
対象:周
効果:あなたが存在するエンゲージのキャラクターがダメージを受ける時に使用する。
あなたと同一エンゲージに存在する任意のキャラクターを攻撃対象から外す。そうした場合、あなたに攻撃が命中したものとして扱う。
この効果を使用したあなたを他のキャラクターがカバーリングすることは出来ない。
また、そのダメージで参照する負傷表を任意にひとつずらすことができる。
この効果は1シーンに1回まで使用できる。
解説:鬼の胆力によって矢面に立ち、攻撃を一身に受ける。


9.《†天地を震わす響鬼》
コスト:致命傷1
技能:-
タイミング:メインアクション開始前
射程:-
対象:自身
効果:あなたがメインアクションを開始する直前に使用する。
そのメインアクションの間、あなた以外のキャラクターが宣言した効果や、シーンまたはエンゲージが受けている効果を[ランク÷3](端数切り上げ)個まで無効に出来る。
この効果は1シナリオに1回まで使用できる。ただし、《†驚天動地》を使用したメインプロセスでは必ず攻撃を行わなければならない。
攻撃を行わない場合、その行動を無効にして即座に行動済みとなる。
解説:驚天動地の霊力を解放し、世界の法則や他者からの干渉を無視して猛攻撃を行う。


10.《†ソロエフェクト》
コスト:-
技能:-
タイミング:常時
射程:-
対象:自身
効果:あなたが受けた攻撃のダメージで負傷表を参照する場合、任意にひとつずらすことが出来る。
解説:ソロスタイルの時に有効。鬼の胆力でもって致命的なダメージを耐える。


11.《†バディエフェクト》
コスト:-
技能:-
タイミング:常時
射程:至近~近
対象:単
効果:《†浄化の威吹鬼》をバディに対しても使用することが出来る。
解説:バディスタイルの時に有効。バディを不調や呪いから守る。
最終更新:2018年12月16日 22:24