XOSで使われる値の種類の一覧です。
- 文字列
- あらゆる文字列を指します。基本的に文字数制限はありません。
- 論理値
- TRUE(真)かFALSE(偽)で表される文字列です。論理値は式展開や特殊タグの内部で使われます。
- 実数
- 整数、あるいは小数で表される全ての数値です。
- 自然数、整数
- 自然数は1以上の、整数はマイナスも含めた全ての、小数点を持たない数を指します。
- 正数
- 自然数を含む「正の実数(0より大きい)」を指します。
文字列を含む数値が記述されたとき、数字で始まる場合は数値として解釈できる部分まで、数字で始まらない場合は0として扱われます。
例えば"13km"は13、"およそ3"は0になります。
整数が要求される値に実数値を入力した場合、小数点以下は切り捨てになります。
実装では整数はInteger、実数はFloatなどで実現されます。整数のほうが一般に処理速度が早くメモリ占拠も少ないので、小数点以下が必要ない要素ではなるべく整数を用いたほうがよいでしょう。
- 時間
- 基本的には正数と同じですが、末尾に単位(拍数b、秒s、ミリ秒ms、フレーム数f、割合%など)を付加することでその単位を持った時間として扱うことができます。
- 単位を省略した場合は時間単位として扱われます。時間単位は分解能に依存します。
- 時間は<bar>の要素で使われた場合その小節を基準とした相対位置になります。
- time='4b'の<bar>内にあるtime='2b'の<obj>は、曲全体から見るとtime='6b'の位置に置かれます。
- 拍数と時間単位の実際の時間はテンポに依存します。
- フレームの実際の時間は実装に依存します。実装によっては可変フレームレートを採用する可能性があるので、使用は推奨されません。
- 秒、ミリ秒、分m、時間hは固定長時間です。全ての時間値は最終的にミリ秒に変換されます。実装は十分に高精度なタイマーでこれらを計時しなければなりません。
最終更新:2015年01月18日 13:35