モズ

数百の《目》を自在に操る目目連(もくもくれん)の女性。愛称は「モズ子」で、周囲には本名だと認識されている。
脱走者、侵入者および違反者を発見次第、取り締まり拘束する「監視員」としてウスワイアに勤めている。
弱い立場にいながらも能力と頭脳を駆使し、結果「人に紛れて生きる」事を選んだ目目連は、
頭を使わず力が強いだけで頂点に立とうとする存在に本能的に嫌悪感を抱く。
そのためワーラットの存在を良く思っておらず、対して、強い能力を持ちながら戦いを好まないラムを敬愛している。
ウスワイアにとって重要な役職に就いている為、安全対策としてラムと行動を共にすることが多い。

クールで年上の威厳を持つしっかりした女性、という印象をその容姿から持たれやすい。
責任感はとても強いが、基本的に臆病で人見知り。静かな場所や単独行動を好む。
AかBのどちらかを選ぶならどちらも選択せず、絶対の結果が無ければ何も信じない。

種族:妖怪(目目連)
年齢:24歳
身長:167cm
誕生日:2月19日
特技:知らない場所でも迷わない
趣味:あやとり
好きなもの:エクレア
嫌いなもの:強さをひけらかす存在、ギャンブル

能力:リモートビューイング・アイ
目目蓮が持つ種族固有の能力。離れた場所を見通すだけの能力だが、稀に「金縛り」に近しい力を持つ者がいる。
空中に《目を模した紋様》を発現させ、レーザー光線のようなものを瞳孔部分から発射、触れた物体をその場に固定できる。
大きな物体を固定するにはそれなりの数の《目》が必要になる。
目目連の個体によって異なるが、モズの場合は右目に《目》を連動させている。
本体が移動していたり、寝ている間でも集中力は持続するので《目》の起動は可能。移動させる事は出来ない。
《目》はガラス程度の強度であるため破壊は容易。「視線」の具現化であるため破壊によるダメージは本体まで届かないが、
光源の無い暗闇を見通す代わりに強い光による目眩ましには弱い。
《目》の移動と監視の範囲は(モズ中心に半径範囲)いかせのごれ全体、《目》の拘束能力はウスワイアの敷地内まで発揮できる。
この範囲は日本にいる目目蓮の中でも最大である。
《目》は宙を漂って移動するのではなく、瞬きする度に瞬間的に別の場所(見える範囲)へ移動する。
《目》は平面のように見えるが、実際の視界は人間がふたつの目で見ているものと変わりない。視力は10.0。
暗闇でぼんやりと光を放っている為、隠密行動には不向きな、あくまでも監視と捕縛だけの能力である。



サルスベリ

モズの幼馴染で、変種の目目蓮「百々目鬼(どどめき)」の子供。
山に1人でいるところをモズに発見され、名付けられた。
以来モズを「おねえちゃん」と慕うようになる。

いかせのごれ解放と同時に、祖父に促されたモズと別れる事になったが、
本人はそれを知らずに帰りを待ち続けた。
いつまでも迎えに来ない親友に自分を見つけてもらおうと山を降りて街中で事件を起こし、
一般人に多大な被害を与えたためにウスワイヤに危険人物として認知され、
アキヒロやラムの協力の下にあったモズに「始末」された。

見た目は成人だが実年齢は10歳前後と推測されている。
(モズに発見された当初の外見年齢は3歳程度だった)
異様なまでに純粋で無邪気であり、歳相応に好き嫌いが激しく、
一度でも不快に感じたものを徹底的に目の前から排除しようとする。
認識能力・記憶力が低く、強いショックを感じると簡単に記憶が入れ替わってしまう。

種族:百々目鬼(妖怪)
特殊能力:ヴィブロアーム(種族固有の能力)
特技:木登り
好きなもの:モズ
嫌いなもの:犬、思い通りにならないもの全て


マトリ

モズの祖父。
いかせのごれ封印前から生きている。
戦場でワーラットに攻撃され目を負傷したため、目目蓮の能力は使えない。

身長:171cm
種族:妖怪(目目連)
年齢:140歳くらい(見た目は70歳くらい)
特技:ハイスピード片手縦列駐車
好きなもの:バイク
嫌いなもの:ワーラット



マコ

ウスワイヤに収容されている特殊能力者。
両親の期待に答えようと勉学から習い事まで完璧にこなしてきたストレスが能力開花の引き金となり、
ある事件を起こしてウスワイアに保護(拘束)されるが、隙を見て逃亡する。
追ってきたアキヒロに始末されそうになったところをモズの説得により一命を取り留めた。
親しい者の前ではお嬢様らしい外見と振る舞いに比例しない乱暴な言葉を使い、
時には相手を罵倒し言葉だけで負かすこともある。
しかし姉御肌で面倒見は良く、育ちの良さから博識である。
さっぱりした考えの持ち主であり、その決断力の高さはまわりも評価している。

特殊能力:ソリューション(性欲)
年齢:17歳
身長:169cm
特技:猫被り
好きなもの:バナナ
嫌いなもの:規制、偉そうな奴



ネネ

悪夢に名が付く前に発見された初期のアナボライザー。
ウスワイヤの清掃員として働いている。
高校卒業と同時に結婚を約束した男性教師が異常な性癖の持ち主だと知らず、
駆け落ちしようと自宅を訪れた際、硫酸のプールに突き落とされて悪夢を発現させた。
以来、見た目も性格も以前と間逆に振舞うようになる。

他人からの好意に恐怖を感じ、他人との関わりを避け、
物言いは淡々と静か。

特殊能力:ナイトメアアナボリズム(硫酸の悪夢)
年齢:21歳
身長:160cm
最終更新:2023年11月12日 00:31