ディスヴェリオン/ブラック・リーコン - GDW世界 コルサディル鎮守府

ブラック・リーコンは、オートロンの反体制組織ディスヴェリオンに所属するオートロンの偵察チーム。
ディスヴェリオンの活動対象地域における情報収集を主な任務とするが、時には破壊工作や支援攻撃、威力偵察、更には暗殺もこなす。

活動対象地域に紛れ込む為、基本的に現地のメカニックに擬態する。
ＰＡにおいては７．２２と呼ばれる１日戦争で各襲撃対象地点における監視とデータ収集に務め、表立って出て来ていない。

地球では移動の利便性を踏まえ、現地航空機への擬態で統一されている。

尚、情報収集するに当たって有益だと判断した人物や組織が危機に陥った場合、情報源を守る為に敢えて救助したり援護したりすることもある。
あくまで情報源の保護が目的であり、用済みとなれば一切関わりを持たない。ただし敵側に情報が渡るのを阻止したい対象は抹殺する事もある。

時には取引で情報入手する事もあり、それに見合った見返りも与えている。ディスヴェリオンの中では異色の組織とも言えるが、彼ら自身はディスヴェリオンに忠誠を誓っている。

2つのチームで編成されており、それぞれアルファチームとブラボーチームと呼ばれている。
その内のアルファチームが活動対象地域での偵察、諜報、破壊工作、暗殺等、重要な任務を担当するブラック・リーコンの「コア部隊」である。
ブラボーチームは主にアルファチームのバックアップだが、アルファチームの痕跡を完全に消去する「後始末屋」でもある。
コア部隊たるアルファチームを守る為、必要とあらばチーム全体がトカゲのしっぽとして切り捨てられる覚悟を持っており、それぞれが自爆装置を内蔵している。
ディスヴェリオン内で最も過酷な境遇に晒される可能性の高いチームなので、基本はディスヴェリオン内から志願者を募る（アルファチームはスカウトも有り）。

 

●バルケンス ブラック・リーコン隊長で、アルファチームとブラボーチームの両方を束ねている。ゾイド襲撃時はサンディエゴ上空を自ら監視していたが、その際に勇猛なサブスタテューツの活躍を目撃して気に入り、敢えて生かす事にした。 米軍のステルス戦闘機F-117に擬態する。

●ファルテラル ブラックリーコンのNo.2にしてアルファチーム隊長で、NASAのWB-57高高度観測機に擬態する大柄な女性オートロン。 WB-57の2基のジェットエンジンは武器でもあり、ダブルバレルのソードオフショットガンのような見た目の銃器として使う。 ゾイド襲撃地点を監視するアルファチームメンバーからの情報収集と整理を行っており、自身はディスヴェリオンの本命である東京を監視していた。 オートロンの頭脳から強制的に情報を抜き取るアイスピックのような情報抜き取り装置（メモリースナッチャー）を持つ。 情報を抜き取られたオートロンは記憶喪失となるか廃人となってしまうらしい。 また、この装置は逆に相手の頭脳に記憶の奔流を流し込んで過負荷を与える武器でもある。

●グレーズ ブラック・リーコンのナンバー3にしてブラボーチーム隊長で、フランス空軍のダッソー・ラファール戦闘機に擬態する。 ゾイド戦ではフランス空軍機としてフランスに潜伏し、欧州・ロシア方面のバックアップを担当していた。 常にステロライザ小隊の前に立ちはだかり、ブラック・リーコンの全体像を掴ませない役割を果たしている。 ストームシャドウ巡航ミサイルに擬態させたトランスフォーム式生命体を家畜として使役しており、自身はフレアディスペンサーを模した火炎弾爆撃を得意とする。

●ノトック アルファチーム隊員で、米海軍のEA-18グラウラー電子戦機に擬態し、ゾイド戦ではハワイを監視していた。 優秀なハッカーでもあり、電子妨害や情報抜き取りを得意とする。

●チャルバム アルファチーム隊員で、民間のベル407ヘリコプターに擬態し、ゾイド戦では報道ヘリとして大阪を監視していた。 アメリカに渡った際はアメリカの警察仕様にカラーチェンジしている。 機首の内部に２０ｍｍガトリング砲を隠し持っている。

●スクーレフ アルファチーム隊員で、オーストラリア空軍のビーチクラフト・キングエア軽飛行機に擬態し、ゾイド戦ではオーストラリアを監視していた。 プロペラは遠隔操作飛行が可能で、偵察ドローンとしても飛行回転カッターとしても使える。

●グレイロン アルファチーム隊員で、ゾイド戦では英空軍のプレデター無人機に擬態し、ロンドンを監視していた。

●ドレイル アルファチーム隊員で、ロシア空軍のSu-24フェンサー戦術戦闘機に擬態し、ロシアを監視していた。 アメリカに移動後はF-111戦術戦闘機にモデルチェンジする。

●ロサム アルファチーム隊員で、中国空軍のWZ-10攻撃ヘリコプターに擬態し、天津を監視していた。 アメリカに移動後はAH-64アパッチ攻撃ヘリコプターにモデルチェンジした。

●ニュバン ブラボーチーム隊員で、フランスのミラージュ2000に擬態する女性オートロン。欧州・ロシア方面のバックアップを担当していたが、エジプト空軍機として潜伏していた。

●ソムガウ ブラボーチーム隊員で、F-15に擬態してアメリカ方面のバックアップを担当していた。 アメリカ空軍機として潜伏している。

●ホブネンク ブラボーチーム隊員で、JAS-39グリペンに擬態。東南アジア・オセアニア方面のバックアップを担当していた。 タイ空軍機として潜伏している。

●モラ ブラボーチーム隊員で、Su-33シーフランカーに擬態。東南アジア・オセアニア方面のバックアップを担当していた。 ロシア海軍機として潜伏している。

●ヴィセッダ ブラボーチーム隊員で、Mig-31に擬態。欧州・ロシア方面のバックアップを担当していた。 ロシア空軍機として潜伏している。

●アイファン ブラボーチーム隊員で、AMXギブリ軽攻撃機に擬態。アメリカ方面のバックアップを担当していた。 ブラジル空軍機として潜伏している。

●ランフェウ ブラボーチーム隊員で、F-CK-1に擬態。東南アジア・オセアニア方面のバックアップを担当していた。 台湾空軍機として潜伏している。