「いらっしゃいませ、お元気ですかぁ?」
「ま、あなたが元気かどうかなんて私にはどうでもいいですけど。今日はどういったご用向きですかぁ?」
「この季節になるとこの国に通じる航路、全部、封鎖されるじゃないですかぁ。」
「周辺の海に、たちの悪い嵐が発生して海を渡ってこれないんですよね〜。港町にも一隻も船なくてぇ。」
「だから、全然、外国のものが届かないんですぅ。売るものも少なくなって困ってるんですよぅ。」
「そう言えば、時々無茶して沖合で沈む船なんかがあるんですけど。」
「そうやって沈む船の積み荷がこの辺の岸に打ち上げられるんです。もし、そういうの見つけたら持ってきてもらえませんかぁ?」
「だって、けっこう商品として使えそうでもったいないんですよぅ。」
「えぇ?泥棒なんかじゃあありませんよぅ。」
「だってぇ、大抵、そのまま、誰にも拾われずに朽ち果てていくんですよ?そんなふうになるよりも有効活用♪」
「道具は誰かに使われ、喜ばれて初めて意味をなすものなんですぅ。朽ち果てさせるなんてもったいない!」
「持ってきてもらえたら、高い値段でお引き取り、しちゃいますよ?」
「荷物がいっぱいで困った、なぁんてそんなこと、ありませんかぁ?」
「そんな時に便利なのが、うちの倉庫ですぅ。」
「預かった荷物は、なんと!他の町の倉庫からも引き出せちゃうんですぅ。スゴイですよねぇ。」
「いつでも私にご相談いただければ、あなたのお荷物、お預かりしますよぅ。」
「ホームポイントはあなたが旅の途中でばったりと倒れちゃった時に戻ってこられる場所のことですよぅ。」
「つまり、もし、どこかでHPが0になって行き倒れた場合、HP満タンでそのホームポイントの前から旅を再開させることができるんですぅ。」
「ホームポイントを設定する時は、この家の前にあるハートの形をしたアレ、わかりますかぁ?アレを調べてくださぁい。」
「アレはこの街だけじゃなくて、他の町にもあるみたいなので、ヒマ人のあなた、ぜひ探してみてくださぁい。」