【考察】超瞬間お手上げクイズ

「超瞬間お手上げクイズ」とは、読み上げられる質問に対して、自分が当てはまる場合や質問の内容が正しいと思う場合は手をあげる、そうでない場合は手をあげないという実にシンプルなルールの二択クイズ。番組の中で口答でも筆答でもなくアクションで解答する形式はこのクイズが初。

第115回・1994年9月8日放送で初登場。ナレーターの森さんがスタジオで読み上げる形式では「マジカルシャウト」に続く第2弾。じっくり考えれば簡単な点、タイトルに「超瞬間」とあるように、出題後瞬時に解答しないといけないため、素早い判断と正確さが求められる点などで「マジカルシャウト」に通じるところも多い。

 

クイズの流れ/基本ルール

  1. パネラーは全員起立の状態で、目をつぶる。
  2. 出題者から「質問」が読み上げられる。
  3. 「お手上げ、ピッ!」の合図が出たら・・・
    「自分が当てはまる」「質問の内容がその通り」と思ったら即座に手をあげる。
    「自分は当てはまらない」「質問の内容が正しくない」と
    思ったら手をあげずにそのままの状態でいる。
    ※手をあげる場合、司会者のホイッスルが鳴る前にあげなかったら、たとえ「手をあげると正解」だったとしても、遅かったとして不正解になる。また、一度手をあげてしまったら下ろす(=解答を変更する)ことはできない。

 

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【用語CHECK】お手上げ判定マシーン

主にレギュラー放送でこのクイズを行う際、パネラーの右腕に装着するマシーン。少しでも手を動かすとマシーンが反応し、上部にあるランプが赤く点灯。手を動かした後に「手をあげたら不正解」と察知して慌てておろしてごまかそうとしてもマシーンのランプが点灯していれば、しっかり手をあげていなくても「手をあげた」とみなされる。

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ボディの色はパネラー席の色に合わせている。手のあげ下げだけのためにマシーンを作って、シビアに解答の判定を行うところはマジカルならでは。

 


 

 EPISODE 「答え」が人によって違う質問もある。

このクイズが登場して間もない頃は、たとえば

【質問】
自分が男じゃないと思う人 
※女性は手をあげる、男性は手をあげない
(第115回・1994年9月8日放送より)

といったように同じ問題でも、パネラーによって、正解となる「手をあげる/あげない」のアクションが異なる。これもこのクイズの魅力の1つであった。このようなものも出題されていたためか、このクイズでは「問題」とはいわずに「質問」としていた。

 

 小ネタDATA 「質問」の傾向は・・・

番組内で出題された質問は全647問。番組ではあげる方とあげない方、どちらが正解の質問が多く出題されていたのか調べた結果はこちら。

手をあげると○ 手をあげると× 人によって正解が異なる
353問 287問 7問

※放送された全647問のデータより(2001年復活スペシャルはのぞく)

番組本6巻の番組スタッフのアンケートに基づく攻略法の中で「5割以上はあげると○の問題」と記載されていたが、調べた結果その通りで全体の54.5%が手をあげたら○の質問。

 1セット5問構成(5問構成でない、大マジカルの回などはのぞく、同点決勝の質問は含まない)で出題された回では、「あげると○の質問が3問、あげると×の質問が2問」という構成の回が47回と最も多く、「5問すべてあげると○」「5問すべてあげると×」という回はなかった。ちなみに全員が間違えた質問は8問あり、うち6問が手をあげると○の質問だった。

 

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 考 察 お手上げクイズ独特の良質なひっかけ問題

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最終更新:2016年11月24日 03:17