――吸血鬼は、人間になれると思うか?
プロフィール
名前 | ディスト・ローズブラッド |
年齢 | 26歳→28歳 |
身長 | 181cm |
体重 | 74kg |
血液型 | A型(人間時) |
誕生日 | 1月14日 |
種族 | 半人半鬼(ダンピール) |
趣味 | 家事全般、読書、煙草 |
特技 | 料理、猟銃 |
武器 | 二丁拳銃 |
農村ディクァラール出身の青年。序章から登場。
吸血鬼に襲撃されたことにより、住んでいた村と両親を亡くした後、半人半鬼になる。
その後、吸血欲求を上手く制御できず、アルヴァージュ一族を抹殺してしまったことから、
激しい自己嫌悪に陥るが、やがて、唯一の生き残り、セルビアの従者として一生尽くすことを選ぶ。
冷静沈着かつ、無口で無愛想であるが、かつては、愛嬌のある活発で明るい青年だった。
半人半鬼になってから、自分が異常な能力を持つ、禍々しい存在なのだと身を持って知り、複雑な思いに囚われている。
吸血鬼であるため、身体能力が高く、特に視力は良いが、セルビアには吸血鬼であることを隠している。
永遠の命を持ったことにより、やがて訪れるであろう絶望と孤独、自分の知る身近な誰かの死、
そして、吸血鬼として目覚めた自身の力を恐れており、複雑に屈折した思いに捕らわれている。
【ネタバレ(反転)】
ヴァレスの義妹、カルミンとは同じ村の出身で、初恋の相手。
10代半ばの頃、彼女は法術の能力を買われ、莫大な富と引き換えに、カーディナル家に養子へ出された。
しかし、学校に通ったことすらなく、字を書くことすら怪しかったディストは、無論、「養子」の意味を知らなかったため、彼女がいなくなってからは、彼女のことを忘れようと、日々、村のために狩猟を続ける日々を送っていた。
猟銃が得意であるのもそのため。
その後、故郷であるディクァラールがヒストに襲撃され、半人半鬼になると、アルヴァージュ邸を襲撃。
そこで、あまりのショックに昏睡状態に陥ったセルビアと出会う。
自分が犯した罪の大きさを、改めて思い知り、彼に尽くすことを選んだ後、眠り続けてしまった彼を治療できる者を探し求めて旅をし、ヴァレスと出会う。
第4章では、セシルという同じ吸血鬼の血を持った青年と出会い、親交を深めていっていたが、自分を利用するための罠に陥り、自身を見失うほどの洗脳を受けてしまう。
洗脳が解かれ、セシルが没したあとは、初めてできた友人を失った苦しみを抱えていたが、ヴァレスに支えられ、何とか立ち上がることに成功。
彼に対して覚えていた疑心が、瞬く間に恋愛感情に近いそれに変わる。
後の第5章では、ヴァレスがカルミンの義理の妹であることが発覚する。
さらに、ヴァレスが彼女との子どもを身ごもらせるも、すでに死亡していたことを知り、再び複雑な気持ちに苛まれる(くらいしかまだ決まってないorz)。
第7章では、ディストの故郷を滅ぼし、自身を人でない存在へ変えたヒストと対峙する(くらいしかまだ決まってn(ry)。
最終章である第8章では、大魔術でセルビアが死に、自分の生きる糧を失ってしまう。
かつてないほどの絶望に打ちひしがれるディストであったが、その後、ヴァレスとともに、まだどこかで生き残っているかも知れないアルヴァージュ家の末裔を探し、彼にまた付き従う生活を望むようになる。
その他
右往左往に跳ねたクセのある黒い髪(毎朝、きちんと整えたいのだが、吸血鬼ゆえ、鏡に姿が映らない)をしている。
切れ長の鋭い瞳は。吸血鬼化すると、一時的に目の色が青から赤に変化。また、耳も尖り、髪と牙が伸びる。
下睫毛が長く、よく目に入り込んで痛むのが秘かな悩み。
農村に長く住んでいたため、あまり服装のセンスに自信がない。なので、普段からスーツかベストにサロンを着ている。
幼い頃は、活発な性格であったが、とある事件をきっかけに、今のような冷静沈着で消極的な性格に変わってしまった
自分にとことん自信がなく、自分の無学さを嘆いたり、物事を悲観的に考えてしまったりしている。ややお節介焼きで心配性なところも。
戦闘スタイルは、性格に似合わず、高い身体能力を生かした脳筋ごり押し。戦術を考えたり、実行したりするのは不得意。
ただし、猟銃以外の拳銃の扱いに慣れていないため、二丁の銃は一本ずつ使い、弾丸が切れたら持ち変えるというスタイルをとっている。
関係
ヴァレス:セルビアを救った恩人。感謝はしているが、ウマは合わない。
セルビア:主人。彼の家族を殺した罪を購うために生きている。
セシル:友人で従者仲間。一緒に買い物をして遊ぶ仲。