シミュレータ

  • 教育を行う多数の手段の一つとしてシミュレーションがあり、その手段を講じる多数のツールの一つとしてシミュレータという装置類がある。教育する体制があって、初めてシミュレーションという手段が成立し、シミュレータというツールの使用を検討できる。「シミュレータ教育」というのは本末転倒であり、言葉として矛盾している
  • 育内容や目標に合わせて適切な教授法を選択していく。シミュレータを使うこと=シミュレーションではない。

シミュレータ購入の采配

  • センター主体の教育活動に必要なものはセンターで購入・管理する。
    • BLS用マネキンなど
  • 各部門の要望を聴取し、センターで購入を采配する。複数部門で共用できるものについては可及的に統合する。
    • 各部門は購入希望と同時に、使用と評価のプランを提出すること。
      • 時間内・時間外を問わず教育者と学習者がセットで利用実績が見込める場合のみセンターとして購入を検討する。
      • 自主練習のみを想定した利用計画に基づく購入は原則として行わない。学習者による自主練習はあくまで補足手段であり、教育者による指導と到達度の評価が行われることが前提である。
      • 評価のプランも重要。研究成果として発表できる。
    • 各部門で独自に購入した場合の対応は?
      • 例:麻酔科が独自に高機能マネキンを購入した:誰が管理する?メンテナンスや保守管理、消耗品等の費用は誰が負担?他科も使って良いか?その場合の費用は?使用実績が無い場合・修理されず放置されている場合など、廃棄処分の決定は誰が?
  • 業者デモ・試用についてはシミュレーション施設を提供して行う。

​シミュレータの運用

  • 高価な機器が多く、適切な予算配分のためにも利用状況を把握したい。
  • 過度な制限は設けたくないが、不適切な使用による器物損壊は避けたい。
    • 完全予約制・資格制にしてしまうと、敷居が高くなり、自発的な利用が減る。
    • デリケートな機器も多い。部品が破損したり、消耗品が補充されなかったり…
      • CV穿刺用のコンニャク状物質は針による穿刺に何度も耐えられるハイテク素材。しかし、メスで切開してしまうと元に戻らなくなる。CV挿入をリアルに練習して「皮膚」をメスで切開し、シミュレータをダメにしてしまう事件が多発。【ペンシルベニア大学】
      • 同じくCV穿刺用のシミュレータ。使用後に超音波用のゼリーが放置されてベトベトになってしまう件【万国共通】
  • 翌日のために準備しておいたものが時間外に荒らされないようにしたい。

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最終更新:2014年12月12日 13:57