ガリと生姜の甘酢漬けの違い

知ってるようで知らないガリのこと
お寿司の脇についてくる「ガリ」ですが、
今日はその知ってるようで、知られていない「ガリ」に関して
書いていこうと思います。

まずは、これ知ってますか?



ガリと紅生姜の違い
これは作り方の違いにあります。
ほとんどのガリが
大まかな作り方ですが、

新生姜を薄くスライスして、
甘酢に漬けたものが「ガリ」

新生姜を千切りにして、
梅酢に漬けたものが「紅ショウガ」

すごくざっくりなんですが、これが違いなんです。


そして、用途もちょっと違いますね。

「ガリ」は主にお寿司が多いですが
「紅生姜」はお好み焼き、ラーメン、たこ焼き、牛丼
など、いろんなところでメインの食事を支えています。



それでは、これはどうですか?

ガリと新生姜甘酢漬</a>けの違い

わかります?

ガリと新生姜の甘酢漬けは同じです。
ですが、「甘酢漬け」という言葉は「らっきょう」だったり「カブ」だったり
いろんな野菜または魚まで使われることが多く
誤解を生じさせないためには「生姜の甘酢漬け」と言った方がよく

厳密にいうと「新生姜の甘酢漬け」で

更にいうと「ガリ」は
寿司屋の符丁(業界用語)です。

あがり・・・お茶
しゃり・・・寿司飯
おあいそ・・・お勘定
がり・・・新生姜の甘酢漬け


ガリ(甘酢漬け)は新生姜じゃないとダメ?

これも多い質問なんですが、
別に新生姜で作る必要はありません。
(その代わり、辛味が強かったり、繊維質だったりしますのでご注意を)

しかし、最近テレビなどで「酢生姜」なるものが頻繁に取り上げられており
根生姜で作る甘酢漬けが「酢生姜」で

ガリ(甘酢漬け)は新生姜というカテゴリーの
分け方があるように思います。


それともう一つこれはご存知ですか?

はじかみ(薑)
日本では古来「辛いものの総称をはじかみ」と呼んでいましたが
最近では、日本料理の焼き魚などの脇に添えられているイメージで
生姜の種類というよりは「料理名」になってしまっているのですが
「はじかみ」というものがあります。

つまりカテゴリー的にはこうなります。
最終更新:2017年03月21日 15:26