生姜の効果効能

生姜の持つ効果や効能としてよく知られているのは、血液の循環をスムーズに行えるように働きかけ、身体を温めてくれるというものです。その他には、あまり知られていないものもありますが、吐き気をとめる効果もあるといわれています。はっきりとした効果が確かめられてはいないようですが、東洋医学では乗り物酔いに効果があるともいわれて船やバスなどの乗り物に乗る際に利用されていることもあります。
また、身体の不調は、体内に不要なものや、身体に負担となるものがあるために起こると考えられることもあります。そのため、しょうがの胃や腸に対する刺激で消化機能を促進させたり、発汗作用や循環機能の活性化などからその不要なものを取り除く解毒の効果があるとして、しょうがの絞り汁やすりおろしたものが使われることもあります。
同じように、不要なものを取り除き体内の様々な機能がスムーズにバランスよく働くようにすることから、下痢や便秘の解消にも効果があるといわれています。生姜を食用として取り入れる際には、生の生姜で一日小さじ1杯程度、乾燥生姜の場合は1~4gを目安に摂取するとよいといわれています。


生姜には色々健康に役立つ成分が含まれているといわれていて、欧米ではハーブとして生姜を使っていることも多いようです。また、中国やインドでは古くから伝わる伝統医学の中に必ずといっていいほど生姜は利用されています。
イギリスでぺすとが流行った時には、当時のイギリス国王ヘンリー八世が生姜の成分がぺすとの予防に役立つとして国民に生姜を食べるように勧めました。その後、イギリスを始めとする欧米では、ジンジャーブレッドやジンジャークッキーが頻繁に食べられるようになったようです。生姜自信にはぺすとなどをやっつける効果はありませんが、体内の血行を促進したり循環機能を高める効果があります。ですから、生姜を食べることで身体が外から入ってくる異物に対すして防衛機能が高まり、様々な疾病を要望する効果があると考えられます。
また、中国で「生姜」は、漢方には欠かせない存在として広く活用されています。生姜だけで効果を出すように利用されるのではなく、他の漢方薬と組み合わせて使われます。生姜の持つ消化吸収を助け、循環機能を活性化させる働きを利用することで組み合わせた他の漢方薬の吸収を助け効果や効能を引き出して効果を高めるという作用を狙って利用されることが多いようです。
最終更新:2015年01月18日 18:36