番組初期後半~中期の番組メインのクイズスタイル。このスタイルが登場する前に「タレント早押しクイズ」「マジカルスキャナ」は、正解者が1人出たら終了の一般的な早押しクイズの形をとっていた。一方、この恐怖の居残り早押しクイズは、1つの問題に対し、パネラー全員が正解するか出題VTRが終了するまで終わらない。
解答は司会者にしか答えている時の声が聞こえない耳打ち形式ではなく、スタジオ観覧席・正解者・そして視聴者にもわかるようにはっきりと声に出して答えさせる。そのかわりにクイズ開始前にヘッドホンをつけさせ、そこから大音量の音楽を流して他の人の声を聞こえないようにしたり、正解するまでオリに囲まれ出られないようにするなど、「パネラーが孤立された状態」をよりわかりやすく見せる独特な演出を用いていた。
従来の早押しクイズでは正解者が得点を独り占め、残りのパネラーは無得点になるため、書き問題スタイルの「マジカル君からの問題」のような1問で複数のパネラーに得点の変化が出ることがなく1000点突破がより難しい状態になっていたが、1問で多くのパネラーに何かしらの得点の変化が起きるこの居残り早押しクイズの形式になったことで解消された。
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同じ「頭の柔軟さ」を競う形でも、これまでのメインだった、ある程度時間をかけてじっくりと考え、より多くの答えを生み出す”発想力の豊かさ”を重視した「マジカル君からの問題」とは対照的に、用意された1つの正解をできるだけスピーディーに導き出す、”頭の回転の速さ”を重視したクイズを中心とした構成に徐々に番組は変化していく。解答方式も、番組開始当初の全問筆答形式からこの居残り早押しの人気によりコーナー全問口答となったことで番組のテンポもより良くなっていった。
通常の早押しクイズが番組に登場して以降、頭脳指数の「難易度」の意味合いも、「難しい問題ほど指数が高い」といった問題そのもの自体を解く難しさを意味するものではなく、「早く答えがわかるほど指数が高い」といった、手がかりの数や考える時間の長さによる正解を導き出す難しさという意味で使われることが多くなった。
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毎回1人(1組)のタレントがVTR内で出題する「なぞなぞ」の答えを当てるクイズ。
バラバラに回転しているプレートの裏に書かれた文字を、1番のプレートから番号順に読むとできる文章を当てる。
異なる2つの場面に共通する隠されたセリフの中に入る、それぞれの場面で意味はまったく違うのに、かなにすると同じフレーズの言葉を当てるクイズ。
コインに書かれたそのものの頭文字と位置・大きさから何を表しているのかを当てるクイズ。
タイトルの「いち文字クイズ」の「いち」とは、「頭文字“1文字”」の「1」と場所の「位置」の2つの意味をかけたもの。
問題文の文字をカナにして並べ替えるとできる、別の意味の言葉を当てるクイズ。
問題文の文字をカナにして並べ替えると2つできる、別の意味の言葉を当てるクイズ。
同じ仲間の言葉で、1番目の言葉で始まり4番目の言葉で終わるシリトリになるように、四角のマスの文字数をヒントに2番目と3番目の言葉を当てるクイズ。
タイトルの「なかまで」とは、同じ「仲間で」、四角の「中まで」シリトリを完成させるという2つの意味をかけたもの。
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1番~6番の6つの絵のうち、本物の絵と同じ人の絵は何番か当てるクイズ。
画面に映し出された巨大な立体になった文字が何という文字かを当てるクイズ。
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正解に向かってズームイン・ズームアウトしていく映像をヒントに、12文字のプレートのうち、?で隠されている文字を推理して文章を当てるクイズ。
「早押しマジカルスキャナ」の進化版。従来のCTスキャナ・サーモグラフィ・ファイバースコープ・顕微鏡カメラ・3Dデジタイザーのデータに、物体から出る音を測定する「オシロスコープ」と、物体の重量のデータが加わり、それらをヒントに分析した物体は何かを当てるクイズ。
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ピラミッド状になった3つの言葉から連想するものをヒントに、頂上の「答」の部分に入る言葉を当てるクイズ。
高速回転している立体文字が何という文字か当てるクイズ。
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