プリンセス(赤)

19歳。ラガード公国内に領を持つ伯爵家の娘。
冒険者が多数流入する公国において、自らも母国の発展に貢献したいと一念発起し、盟友であるジェロニモとキッドを連れて小さなギルドを結成し、樹海の探索を開始する。が、程なくして3人での探索を続けることにはさすがに限界を感じ、その折にラガード公国へやってきた元ヘイゼルユニオン、現バンディリアの存在を知り、イヴへ自分達を仲間として併合してほしいと申し出た。

その物腰は柔らかく落ち着いており、この歳にして既に淑女の風格を漂わせている。実際より年上に見られることもあるが、その実は花やおしゃれを好む年相応の乙女。
ギルドにおいては身分の分け隔てなく、仲間に真摯に接する(イヴ曰く『天使か女神かもしれない』)。
おっとりした印象で見られがちであるが愛用の武器はなんと鞭。容赦なく敵を引き叩き、グリモアで術式を使いこなすさまに、当初誰もが舌を巻いた。
ガジオ食堂での都市開発計画の指揮を執るのは彼女の役目であり、バンディリアには様々な局面で欠かせない存在となっている。

好きな樹海料理はエスカルゴ焼きシトロンソース添え、世界樹の新芽茶。ハイラガコーヒーは口に合わず苦手らしい。

バンディリアに加入した矢先、そのメンバーであったハイランダーの青年シェダを一目見て恋に落ちる。自分ではそれを思い過ごしであるとしてごまかし、皆に平等に接するよう心掛けていたが、抑えようのないほど膨れ上がってしまったそれが本物の恋心であると認めざるを得なくなり、陰日向に彼を支えようと密かに決意する。
お互い想い合っていることには薄々感づいてはいるものの、はっきりと確かめ合うことはできずにいるが、ふたりが事実上の相思相愛であることはギルド内では周知の事実である。

名前は由貴香織里作の漫画「ルードヴィッヒ革命」の登場人物、「青髭」回のゲストキャラのアマーリエから。あちらのアマーリエは無自覚に周囲を振り回す天然小悪魔なご令嬢であった。

最終更新:2014年12月31日 15:18