ネクロマンサー(姐さん)

◆目次
プロフィール
経歴
ギルド参加の経緯
人物
作中での行動・活躍
人間関係
名前の由来・元ネタ等

◆プロフィール
種族:ルナリア
二つ名:魂火(ごんか)の猛女(破霊のネクロマンサー)
ボイス:32(老婆:CV新井里美氏)
たぶんアラサー、女性。鮮やかな金髪、ピンク寄りの紅い瞳、薄紫色の肌をしている。その風貌から、キルガントでもひときわ異彩を放つ存在。

◆経歴
昔はもう少し肌色が薄かったらしいが、とある大事件に巻き込まれた際に全身のあちこちを負傷し、その治療にかけた年月の間にだんだんと現在の濃く暗い肌になっていったという。
なお、当時の傷の縫合痕は今も大きく目立って残ってしまっているが、当人は少しも意に介さず、服や手袋で傷跡を隠すような真似は一切しない。……むしろ露出狂の気がある。
余談だが、子どもの頃は黒いゴスロリ服に身を包む超美少女(自称)だったとか。

ネクロマンサー業を始めてからは、いろいろなギルドを転々とする流れの冒険者であった。アイオリスの世界樹が解禁されると、これは商売のチャンスとばかりに一路都へ向かう。そこでも特定のギルドに留まることはせず、助っ人やピンチヒッターとして日雇い的な暮らしを送っていた。

◆ギルド参加の経緯
ある日魔女の黄昏亭にて、店の都合で相席したイレーヌ達に声をかけられる。彼女らとひとしきり女子トークで盛り上がった後、自分達が結成されたばかりのギルドであること、また人員不足で仲間を探していることを聞かされ、「よかったらうちの専属のネクロマンサーになってくれないか」との誘いを受ける。どうしたわけか、ファナもふと「どこかに居つくのも悪くない」と気まぐれを起こし、なんとなくキルガントへと加わってみることに。

◆人物
「アタシ」「アンタ」「~だよ」「~だねェ」「~かい?」というように喋る柄っぱちなアネさん。荒っぽいながらも豪快で気前がよく、サバサバしてはいるが面倒見はよいため、他者に冷たい印象は与えない。
ギルドのメンバーに対しては直接名前を呼ばず、外見の特徴や武器にちなんだ少し遠回しな呼称を使う(例:コーデリウス→青髪の坊や、ティアナ→大鎌の嬢ちゃん、など)。最もユニークなのはキャロに対する「にんじん娘」。ファナなりに彼女を可愛く思っていることが伺える呼び名である。
数少ない例外はリーダーへの「イレーヌ」、そして第三階層突破以降の「リリ」。いずれもその器を認め、特別に敬意を払っていることのあらわれであろう。

身に着けるものもやることも、いかに派手であるかに重きを置く。戦闘でも呼び寄せた死霊を片っ端から爆発させて、積極的にドンパチやらかすのが大好き(これも気前のよさの一環と言うべきか)。そのため、破霊型の二つ名を選んだと語った際は周囲にものすごい勢いで納得された。本人の言うことには、「手下どもに任せっきりで自分が動かないなんて、まっぴらごめん」とのこと。

縫合痕こそ目立つものの、肌質そのものは艶めいて滑らか。また豊満な肉体美、豊かな金髪を持つ美女であることから酒場ではけっこうモテる。ルナリアでありネクロマンサーであり、傷痕を隠さずに暮らしている、そういうありのままの自分を好んで自主的に寄ってくる男が話し相手になってくれればいいと考えており、酒の勢いも手伝ってかその場では快く応じて盛り上がってくれる。ただし、ひとたび失礼な真似をやらかした男にはキツい平手打ちを喰らわせるため、男性諸氏は注意が必要である。

独特の「死霊術師観」を持ち、自分のやり方が“死霊を使い捨てにする”乱暴さをはらんでいることも自覚している。
曰く、彼女に寄ってくる死霊はいずれも「死してなお命の使い道を求め、自分の存在に意味を欲しがっているだけ」だという。ゆえに彼女はそうした者達に、自分が彼らを救うわけでも導くわけでもなく“死霊を使い捨てにするような人間”であることについてまず断りを入れ、それでも構わないと答えた者のみを使役することを主義としている。そうすることで、彼女なりに「自分の存在に納得できない」まつろわぬ魂達へ存在理由を与え、満足させているのである。

ちなみに彼女のもとへ寄りつく死霊の中には、そういった話を聞かされてもなお「むしろご褒美です!」と歓喜しながら爆発していく者も少なくない。それはそれで当人にとっては幸せな最期(?)なのかもしれない。

◆作中での行動・活躍
同じネクロマンサーであるためか、リリのことは初対面時からただ者ではないと見抜き、「小娘」と呼びながらも一目置く存在としていた。
第三階層における彼女絡みの件に関しては「放っておけない」と言い、彼女との対話へ向かう折には積極的に同行し、ついには彼女の標的・アンデッドキングとの対決に共に臨むまでに至る。勝利後は彼女の背負う積年の悲願が達成された瞬間を見届け、またそばにいて戦ってくれた彼女へ感謝の念を述べた。

今やすっかり強気でおなじみの「ファナ姐さん」だが、実はサソリが大の苦手。
クモやムカデなど多少の害虫では動じない(むしろ喜々として積極的に駆除する)が、サソリだけはその毒にやられて大変な目に遭った経験があり、トラウマと化したそう。樹海で休憩中にごく小さなサソリが手の甲を這っていることに気付いた時はあわや大騒ぎしかけるも、「その種類のサソリならじっとしていれば大丈夫」というティアナのアドバイスで事なきを得た。その時の肌の感触に必死に耐えていた間のことについては「冷や汗がとまらなかった。生きた心地がしなかった」と青ざめた顔で語っている。

◆人間関係
カザン:派手好きで趣向が似ており、馬が合う飲み友達。
ロラン:事実上召喚枠を奪い合うことになってしまうため、ここぞという時に同行する機会に恵まれない。むしろ当人同士は初期の冒険を通して実力を認め合った仲であるため、互いに残念な思いをしている……ぶん、彼を強引に飲みに付き合わせたりしている。
ティアナ:「死霊術師」と「死神」ということで、共に「死」を冠する存在。彼女が浮かない顔をしていた際、その話し相手になってやったこともあった。

◆名前の由来・元ネタ等
名前は史実に存在したカスティーリャ女王、フアナに因む。愛した夫フィリップの死によって正気を失い、その復活を信じて疑わず、夫の棺とともに数年間国内を彷徨い続け、道中で家臣に何度も棺の蓋を開けさせ夫の様子を確かめさせたという伝説を持つ。「狂女フアナ」の名で知られる。
また、綴りは異なるが英語の「fanatic(狂信者、熱狂的・狂信的なさま)」にも引っかけている。

デフォルトのカラーリングが神がかりすぎていて手を加えるつもりはありませんでしたが、白髪ぎみだとフローリアンと被ってしまうこと、また金髪赤目はロマン!ということで髪の色だけいじりました。ボイスは迷いに迷って口調優先で決めたものですが、今となってはこの声以外考えられません。……決して姐さんがBBAというわけではないのです。

最終更新:2016年09月29日 17:54
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