ドラグーン(おかっぱアナザーカラー)

◆目次
プロフィール
経歴
人物
作中での行動・活躍
人間関係
名前の由来・元ネタ等

◆プロフィール
種族:アースラン
二つ名:亢龍(こうりょう)の瞳の冒険者(砲火の竜騎兵)
ボイス:30(明るい:CV日笠陽子氏)
22歳、女性。フルネームはイレーヌ・ワッツ。薄紅を帯びた淡い白金髪、深い茶色の瞳をしている。

◆経歴
数々の地下洞窟や森林の探索で名を馳せた冒険者グラント・ワッツを父に持つ。少女期からその背中を見ながら冒険者稼業に憧れ、長く父のギルド「グラント一家」の下っぱとして活動していたがそれでは満足できず、アイオリスの世界樹が解禁された噂を聞きつけ、独立を望み
実家を離れた

◆人物
大胆不敵で好奇心旺盛、勇猛果敢で器の大きなキルガントの女頭領。当初は責任感ゆえに疲弊してしまう場面も見られたが、最近は「ゆるく大きく」構えてメンバーを見守っている。各員の助けもあって、自分なりにうまくリーダー業をやれているようだ

冒険者としては「時に大胆に、時に慎重に」「ハートは熱く、頭はクールに」をモットーとしている。折々の場面で判明した事実や物的証拠、仲間からのアドバイス、感じたことのひとつひとつを非常に大切にしており、それらを組み合わせ筋道立てて今後を考えることのできる能力も持つ。
自分たちの実力と状態を見極め、到底叶わない魔物との接触は避けるなど、冒険者として最低限の心構えはわきまえているが、いざという時は覚悟を決め、肝を据えて事に当たらんとする。
「恐怖を抱くこと」「怖いと自覚すること」を恐れず、忌避もせず、恐怖さえ併せ呑んで我が物とし、その上で「前へ進む」ことを選択することができる、強く勇ましくまっすぐな女性にして“冒険者”である。
また、騎兵ながら守るだけではじっとしていられず、砲撃を強化してさらに攻防一体を極めんと現在の戦闘スタイルへ転向した強気のリーダー。必殺技はここぞという時のバスターカノン。

日常会話では茶目っ気あふれる言動を見せる、至って明朗快活で気風のいいお姉さん。ギルドメンバーとはすすんでコミュニケーションを取り、時々積極的に一対一でのお茶や食事、サシ飲みに誘い、一人ひとりと話す機会を設けている。後述の二つ名の件でも自らみんなのいる場所へ赴き、懸命に各々の話を聴いていた。
実は少々おっちょこちょいな部分があり、オリファント回避経路を探すミッションでは慌てておかしな方向に走り出す、隠し通路を見落とすなどのうっかり(……では済まされない)もやらかしている。それ以来、より慎重に探索に臨むようになったとか。
何かの折でペンを執る際は、一度勢いがつくと走り書きになり文字が乱れる癖がある(参考画像)。

◆作中での行動・活躍
七つの丘の都へ来て以来、樹海で新たな階層に挑む度に、その階層の風景と誰かの語りかける声を聴く不思議な夢を見るようになった。また、虹霓ノ晶洞で出会った謎の少女にその夢の中の声の面影を感じ、戸惑っている。

第二階層後二つ名を得る機会を与えられた際には、「金剛の竜騎兵」と「砲火の竜騎兵」のどちらの道を取るかで相当悩むことに。ギルド長エドガーから詳しいお達しがあった後、二つ名について熟慮する猶予を与えるというていでキルガントの全員に一日の休暇を言い渡し、その一日をかけてそれぞれの意向を訊いて回りながら、自分の答えを模索していた。
その日の最後に出会ったコーデリウスティアナグレゴリオの3人との対話で、様子がおかしいことを察知したティアナが口火を切ったことから、成り行きでその本音を打ち明ける羽目に。あなたは実は自分の今後に迷っているのではないか、本当に時間が欲しかったのはあなた自身ではなかったかというコーデリウスの鋭い指摘にはさすがに唸らざるを得なかった。
悩みの理由は同じドラグーンであるグレゴリオへの配慮だけではなく、リーダーとしてどちらを選ぶのがメンバーのためになるのかを意識しすぎてしまい、肝心の“自分はどうしたいのか”を見失ってしまったことによる。しかしメンバー全員が共通して「自ら強く望んでその二つ名を選んでいた」ことが鍵となり、改めて自分の中の“どうしたいか”という思いを見つめ直し、守ることも攻めることもあきらめずに、砲火型を志すことを決意した。

アンデッドキング戦にあたっては「戦って、勝つ。生きて帰る。リリとソロルのことも助ける。そして世界樹の上へ進む。あたしは、そのどれもあきらめない」と強く言い切り、一同の士気を高めた。この言葉については本人に言わせれば「自分は欲ばりだから」とのことで、それもまた聞いた者をシビれさせている。

◆人間関係
ミレイユ:数年来の付き合いを持ち、腹心の友と言える存在。何かと相談に乗ってもらっており、「頭が上がらない」という。つい力みがちな傾向があるイレーヌだが、ミレイユのしなやかさ・大らかさに影響されて今日のギルドリーダーとしての姿があるといえる。
マイトティアナとある一件で酒場にて性悪の依頼人相手に啖呵を切ったことが話題になり、その毅然とした態度が内外で好評を博してからというもの、マイトからは「姐御」、ティアナからは「お姉様」と呼ばれ慕われるようになる。
コーデリウス:容姿や心根を面と向かって「美しい」と評価された際には、あまりに照れて赤面し悶えたことも。その語り口はまるで口説き文句の様相を呈していたが、イレーヌとしては「どうせほかの女性にもそんな調子なのだろう」と考え、結局本気ではとりあわなかったようだ。
ロラン:実は彼から異性として好意を寄せられているが、現時点でイレーヌが気づく様子はない。
グレゴリオ:人生の先達であると同時に、同じドラグーンとして尊敬している。探索で居合わせると戦闘中に役割分担ができるため、実はけっこう楽をさせてもらっていたりする。

アポロ:愛海さんちのギルド「アイズオブヘブン」のドラグーンの青年。樹海で何度か遭遇しており、当人ら曰く「マブダチ」。ケガをして仲間とはぐれたまま動けなくなった彼に、気前よく治療薬を差し出したことも。

◆名前の由来・元ネタ等
名前は、幼い頃の筆者が冒険にまつわる空想の中で作り上げたもう一人の自分のそれ。色々なゲームで主人公の名前として入力していた「レイ」の名をひっくり返し、さらにフルネームは同名のバラの品種の名前にちなんだもの。髪色に花弁の色を反映させている(現実には『ストロベリーブロンド』という色で似た髪色が存在するようだ)。
二つ名の「亢龍の瞳」の部分は、zabadakの楽曲「樹海-umi-」の歌詞の一部より。亢龍とは天高く昇りつめた龍のこと。

最終更新:2016年09月29日 13:14
添付ファイル