シャーマン(目隠れアナザーカラー)

◆目次
プロフィール
経歴
ギルド参加の経緯
人物
作中での行動・活躍
人間関係
名前の由来・元ネタ等

◆プロフィール
種族:ブラニー
二つ名:いかずちの神子(みこ)(天譴を下す巫子)
ボイス:11(穏やか:CV花江夏樹氏)
15歳、男性。薄緑を帯びたふさふさの白い髪をしている。前髪に隠れて見えないが、瞳の色は赤い。

◆経歴
河のほとりの地域、森の奥の村で生まれる。生後間もなく酋長に神秘の才能を見出され、幼い頃よりシャーマンとしての修行を培ってきた。
アイオリスの世界樹が解禁されたとの情報が村まで伝わると、酋長から突然「外の世界を存分に見てくるがよい。さだめの仲間とともに、世界樹の迷宮にて己の成すべきことを成せ」と告げられる。急なことに戸惑う彼であったが、見聞を深め勉強するのにもよい機会だと考え、またシャーマンゆえに何か感じるものがあったのか、村人達一同に見守られながら彼は都へ旅立った。

◆ギルド参加の経緯
その後無事アイオリスに到着したはいいものの、どうしてよいかわからず、彼はとりあえず登録手続を済ませようと冒険者ギルドへ向かった。
そこでギルド長エドガーから、最近結成されメンバーを探しているらしいという「キルガント」というギルドの存在を教えてもらう。これぞ好機、と考えたフローリアンは自ら彼らを探して街中を歩くが、結局それらしき集団は見つけられないまま日が暮れてしまった。
疲れ果てて
ジェネッタの宿へチェックインしたところ、偶然にもそのロビーにてとうとう本人達との出会いを果たす。リーダーイレーヌとの交渉の末、ちょうど彼らもシャーマンを探していたとのことで、見事念願叶ってキルガントの一員となった
その夜は緊張が一気にほぐれたのか、すぐにぐっすり眠ってしまったという。

◆人物
若年ながら穏やかで思慮深い性格(反抗期は割とけっこう早い時期に経験したらしい)。普段こそ大人しいが、胸の内には強い正義感を秘めており、非道、外道な行為に対しては怒りをあらわにすることも。
目上や初対面の相手に対しては敬語・丁寧な物腰で接するが、ギルド内では年齢を問わずノリよく打ち解けており、素直にふるまっている。

趣味は書物を読むこと。故郷にいた頃から、遠出をして戻ってきた村人の持ち帰った書物をぼろぼろになるまで愛読する習慣があった。
特に歴史書や古文書、学術書を好んで手にする。語学に関しては辞書が手放せず、「読めはするが、会話はできない」タイプ。また魔力感知の力を持たないため、樹海の中の仕掛けに存在するような、魔術を伴って書かれた文字を解読することはできない
他に伝説や昔話、子ども向けの
おとぎ話に至るまで説話の類には強い興味を持ち、各地の伝承に詳しい
一度見聞きしたことはよく記憶しており、作戦会議やイレーヌの采配に一役買っている。推理することも得意なようで、こちらへ来てから読んだ探偵小説に影響を受けているとかいないとか。

二つ名は彼の故郷に存在する、とある伝承にあやかって名乗りを決めたという。以下に彼が話したその概要を記す。
――“遥か昔、永遠の栄光を求めて横暴の限りを尽くした暴君がいた。あらゆる学者や呪い師や自身の魔術研究によって、彼はついに不老不死の方法に辿り着く。不老不死でさえ、彼にとっては『永遠の栄光』を成し遂げるための手段にしか過ぎなかった。しかしそこへ一人の神子が現れ、暴君との死闘の末に、ついにその強大な雷(いかずち)の力によって暴君の不死を打ち砕いた。暴君の野望はここに潰えることとなった。”――
伝承に登場するこの神子のその後については諸説ある模様。

◆作中での行動・活躍
虹霓ノ晶洞で出会った謎の少女に強い興味を示し、もっと彼女のことを知りたい、あわよくば正体と真実を突き止めたいと、樹海探索中も心のどこかで彼女の面影を追っている。もっとも、彼が疑問に感じたことを尋ねようとした瞬間に限って彼女の姿が消えてしまうため、当初はまともに会話が成立したことさえなかった。
その後コーデリウス後押しもあり、悩みに悩み抜いた結果、彼女の謎に迫るためにも、無茶を承知で水晶竜との戦いへ挑むことを決意。彼の剣を借りて前衛に出るという思い切った行動の甲斐もあってか、仲間の戦いに大きく貢献すると共に見事勝利をおさめた。
その後の第五層においても積極的に探索へ出かけ、折に触れて謎の少女の話を聞くことに。そしてついにその名を知るまでに至る
彼女の示した二十五階の最奥の部屋にも興味を抱くが、そこに潜む強大な存在をも感じ取っているようで、この期に及んで二の足を踏んでいる模様。

◆人間関係
イレーヌ:ギルドリーダー。右も左もわからない状態だったところを、うまいことキルガントに拾ってもらえたため彼女には非常に感謝している。謎の少女絡みのことでは、その意気込みを汲んで理解し、共に対話に臨もうとする同志でもある。
ミレイユ:読書という共通の趣味を持つ仲間。たまに本の貸し借りをしたり、おすすめを受けていたりする。また三属性を操るにあたって、少々彼女の指導・教授を受けているらしい。
コーデリウス
チェイス攻撃で協力体制を取りやすい彼とはプライベートでも仲が良く、謎の少女のことでからかわれたことも。水晶竜戦にあたっては彼の持っていた剣「アンサラー」を借り、自ら前線に立った。
ロラン:後衛仲間。穏やかな友人関係を築いている。第五層にて顕著になった彼の異変については、実は薄々その正体=イレーヌへの好意に感づいていたという。しかし確証がなかったために、マイトとカザンに聞かれた際には答えることができなかった。結果的にその勘は当たることとなり、心配こそすれ、友として彼の恋路をあたたかく見守ることを決める。

◆名前の由来・元ネタ等
名前はカーリ・ゼーフェルト作の児童文学「子どもべやのおばけ」に登場する幽霊、フローリアンに因む。作中では白いシーツを被ったような、典型的なお化けの姿で現れる。わけあって没後もその場所から魂が離れられずにおり、いわゆる地縛霊と推察される。そこへ建てられたお屋敷へ引っ越してきた一家の3人姉弟との意思疎通に成功し、自らの魂の解放のため彼らに「あるお願い」をし協力を仰ぐが……。
故郷の伝承はRPG「Ruina~廃都の物語~」のストーリーがモチーフ。たぶん神殿に拾われた孤児ルート。白髪なのも同作の影響である他、UTAUのシンガーキャラクター「鈍歌フィヨードッ」の面影を重ねていたり、なんだったり。

最終更新:2016年09月29日 18:29
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