ハウンド(つり目アナザーカラー)

◆目次
プロフィール
経歴
ギルド参加の経緯
人物
作中での行動・活躍
人間関係
名前の由来・元ネタ等

◆プロフィール
種族:セリアン
二つ名:深緑を駆ける射手(犬狼を導く射手)
ボイス:01(熱血:CV花江夏樹氏)
19歳、男性。黄みがかった明るい茶髪に緑色の瞳をしている。

◆経歴
山間地帯のふもと、森林に近い集落の出身。生まれ持った聴覚と気配察知能力を活かし、見習いながらも狩人として弓の腕を磨きながら少年期を過ごす。その後“とある経緯”により故郷を出て、各地を回る流れの猟師となった。

マイトカザンは5年ほど付き合いのある朋友。血の気の多いカザンを必死でなだめたり、脳筋気味のマイトに突っ込んだりと忙しくも愉快な3人組だが、いずれもひとたび戦えばめっぽう強く、各々にその腕前を認め合った戦友であることが伺える。
やがて世界樹解禁のお触れが出ると、ぜひとも迷宮で腕試しをしたいというマイトの熱意に影響され、カザンと共に三人でアイオリスを目指して出立することとなった。

◆ギルド参加の経緯
アイオリス到着後は、後方でマイトとカザンのサポート・援護に回ることでそれなりにうまく冒険者稼業をこなしていた。
そんなある日、魔女の黄昏亭で「キルガント」というギルド名を名乗るイレーヌ達に出会う。ギルドに加わってくれる人材を探している、という彼女の話に大いに興味を持ったマイトに、半ば強引に巻き込まれる形で彼とカザンもキルガントに参加することに。
――この時、彼の運命は既に大きく動き出していた。

◆人物
先述の通りの鋭敏な感覚や観察眼に基づくアドバイス、弓術と狩猟術、そしてパウの存在により、キルガントが新たな地に足を踏み入れる際には彼の助けが欠かせない。初期は大舞台で華々しく活躍する方ではなかったが、探索中の数々の局面で仲間を助けてきたヒーローであることに相違はなく、今もってなお一同から一目置かれ頼りにされる存在である。後衛の立場からパーティ全体を広く見まわしてパウに的確な指示を送るなど、戦闘面での配慮もピカイチ。

真面目な仕事人であると同時に、胸に熱く燃える感情を秘めた青年。しかし激情を抑圧しようとする傾向もまた強く、その矛先は専ら自分自身へ向かってしまう。一度、精神的負荷が蓄積して戦闘中に暴走してしまったこともあった。
仲間とのコミュニケーションにおいてはあくまで常識人を貫き、ツッコミ役に回ることが多い。毒舌系で容赦がないティアナに対して、専ら巻き込まれ型ツッコミを披露したり、ひたすらフォローに回ったりするタイプ。

愛犬にしてお供である猟犬の名はパウ。紫の混じった黒い毛並みに鋭い目つき、体格のよさのためか見た目で威圧感を与えてしまうこともあるものの、実際はけっこう大人しい性格の忠犬。ロラン以外のメンバーにも割とよく懐いている。行方不明の衛兵隊を捜索した折には、発見されたケガ人に寄り添って傷をなめてやるなどの行動も見られた。ちなみにロラン曰く「出会った頃はそれなりに小さく可愛らしい見た目だったのでかわいい名前を付けてやったが、いつの間にかこんなにたくましく成長していた」とのこと。

現段階で多くは明かされていないが、この若さで何やら後ろ暗い過去を持つことが示唆されている。本人の口からはあくまで「上下関係の厳しい組織に身を置いていた」「脱退の際に厳しい制裁を受けた」と語られたのみ。マイトやカザンはリアルタイムで事実関係を知っているようだが、ギルドのメンバーにそれを言いふらすことは一切していない。イレーヌも後述のサシ飲みの機会で軽く聞いただけに留まっているため、詳細は依然として謎に包まれている。
なお、パウと出会ったのはその組織を抜けた後のことであるそうで、疲弊しきった彼の心にアニマルテラピーが一役買ったことは言うまでもない。

◆作中での行動・活躍
ギルド一同が皆イレーヌのことを名前、もしくは各々親しみを込めた人称で呼ぶ中、なぜか長らく彼だけが「リーダー」と呼び続けていた。
だが四層攻略中の頃のサシ飲みにて本人から「もっと対等に接してほしい」という旨の言葉を告げられたことから、少々考え直したところがあったようで、思い切って水晶竜戦を機に名前で呼ぶようになる。そしていつしか、彼女に異性としての好意を寄せ始めている自分に気づいてしまった。
しかし彼はその持ち前の性格ゆえ、個人的な感情で“仕事”に支障をきたすことへの過剰な恐れも同時に抱えてしまうことになった。“後衛の一人として『仲間全員』を気遣い援護するのが自分の役目であり、特定の一人に入れ込んではいけない”という思い込みから、芽生えつつある恋心を自分で認めることができず大いに葛藤する。どう見ても浮かない表情、いつもと違ってべったりと付き添うように歩くパウの様子は、キルガント男子組から大いに心配された。
そんな折コーデリウスに対してありのままの心情を吐露し、その励ましを得たことでようやく自分の感情を受け入れ、落ち着きを取り戻して前を向くに至る。近頃は専ら友人達から応援を受け続ける日々だが、今後その恋路がどうなるか、どうするかはやはり本人次第といったところ。

◆人間関係
マイトカザン:「戦友」。息の合ったいいトリオであると同時に、自らの過去を知ってくれている数少ない人物。第五層突入以降の一件にあたっては、ロラン自身は自らの苦悩について口を開くことはまったくなかったが、どう見ても様子がおかしかったため彼らから大いに心配される。
フローリアン:後衛仲間。上記の二名とはまた違った穏やかな友人関係を築いている模様。第四階層の冒険を通して、謎の少女を懸命に追い真相に迫ろうとするその姿に感化されたらしく、その背を押して共に水晶竜戦に臨み、より一層親交を深めた。
イレーヌ:ギルドリーダーにして、想いを寄せる相手。「対等に接してほしい」という言葉がよほどこたえたようだ。
コーデリウス:実はイレーヌに向ける感情について真っ先に感づかれていた。また、同じアースランなら彼の方がお似合いに違いない、と要らぬところで引け目を感じていた様子。しかし彼の助けによってようやく、芽生え始めた恋心という感情を受け入れることができるようになった。
ファナ:事実上召喚枠を奪い合ってしまう相手であるが、本人同士は決して仲が悪いわけではない。むしろ実力を認め合っているがゆえに、お互いなかなか同行できないことを惜しんでいる。彼女からは「弓の坊やがいてくれると、死霊共がマトモに働いてくれるので助かる」と専ら好意的なコメント。

「静岡亭一門」の面々:とあるきっかけで出会ったちぢさんちのギルド。彼らに惚れこまれ、キルガントでの非番時にはたまに助っ人として出向くようになった。手厚い歓迎を受け、「かっこいい」と大絶賛される日々に若干戸惑いつつ、自分に親しくしてくれる一門のメンバーの存在もまた心の安らぎになっているようだ。

◆名前の由来・元ネタ等
名前はRPG「エターナルアルカディア」に登場する航海士「ロレンス」をもじったもの。「パウ」もまた同作に登場する犬の名前に同じ(こちらのパウは愛らしい見た目の仔犬)。冷静でドライな性格の仕事人だが、そんな彼も実はパウと仲良しなのではないかという説が……。
動かすうちモデルになっていったのは、坂井孝行作の漫画「K-1ダイナマイト」の登場人物、地雷元。仲間からは専ら「地雷」の名で呼ばれる。初期は荒っぽくとがった言動がよくみられたが、作中でのある事件以降その傾向は鳴りを潜め、やがて主人公マイトのよき理解者としてセコンドを務めるようになった。

最終更新:2016年09月29日 19:03
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